2024年、前田穂南による19年ぶりの日本記録更新、そして2025年、ニューヒロイン小林香菜の誕生。大阪国際で、日本女子マラソン界の新たな歴史が刻まれたこの2年。その歓喜の裏側で、人知れず涙をのんだ2人のランナーがいた。一度は夢破れ、それでも走り続けることを選んだ2人はロサンゼルス五輪という新たな光を見据える。大阪から世界へ、最後の夢にかけるランナーたちの「覚悟」に迫る。
大阪国際で3度の優勝を誇る“なにわの女王”松田瑞生。しかし、その道のりは栄光と挫折の繰り返しだった。2020年、東京五輪代表選考レースの大阪国際で優勝しながらも、その後記録を塗り替えられ補欠に。「まだ気持ちの整理がついていない」と涙を流し、夢の舞台には立てなかった。さらにパリ五輪を目指した2024年の大阪国際でも代表を落選する。
「結果がすべて。責任感とプレッシャーがありすぎて、全然楽しくない」。
高校時代、3000メートルでインターハイを制し、輝かしい未来を描いていた伊澤。しかし実業団入り後の8年間は、学生時代の記録さえ超えられない苦悩の日々だった。「自分が一番期待しているはずなのに、結果が出ないから信じられなくなった」。情熱を見失い、彼女はシューズも道具もすべて捨てて引退。自ら夢にふたをした瞬間だった。
しかし、どれだけ遠ざけても消えることのなかった想いがある。「やっぱり、マラソンで日の丸をつけたい」。2024年4月、およそ2年間のブランクを経て32歳で弘山勉監督のもと現役復帰を決意。
「悔しいというより不甲斐(ふがい)ない。ほぼ毎日思い出します。さすがにあれじゃ終われない」。あの日から1年。給水の取り方からフォームまで、すべてを基礎から見直してきた。あきらめなかった自分の夢を、大阪の地で証明する。
選手や関係者への愛あふれる取材でおなじみのスポーツジャーナリスト・増田明美氏が、ドキュメンタリーで紹介する松田瑞生、伊澤菜々花両選手の魅力を徹底解説する。
■増田明美コメント
・松田瑞生
キャッチコピーは「ベリーグッドウーマン」。
私、去年も同じことを言ったんだけど、これ以上のキャッチフレーズは浮かばなかった。
強くって優しくって、それからユーモアがある。常に人を笑わせることを大事にしていて、本当に「ベリーグッドウーマン」。その一言に尽きますね。
東京五輪の時にはね、大阪国際で優勝していながら代表になれず、補欠ですごく泣いてましたね。そういうことにも負けずにまた立ち上がるたくましさ。成功だけじゃなくて、失敗も繰り返しながら、「“いぶし銀”な強さ」が備わっていると思います。松田瑞生さんは、もう大阪国際女子マラソンの顔ですからね。
・伊澤菜々花
伊澤菜々花さんはね、「上り坂34」。恐るべき34歳、もう上昇して、上って、上って、ずっと進化している。一度引退して競技者から離れたんですけど、「オリンピックに日の丸をつけてマラソンで走るんだ、まだそれをやってない」って言って帰ってきたんですね。だから「帰ってきたウルトラウーマン」なんですよ。
帰ってきて、スターツの弘山勉監督のところに飛び込んだんですね。奥さんの弘山晴美さんが初めてマラソンで優勝したのが37歳、40歳でも元気でしたから、勉さんにはノウハウがあるわけですよ。だから年齢全然OKって。
伊澤さんはスピードがあるのが武器ですね。そこに、マラソンのノウハウがよくわかっている弘山勉さんのメニューで持久力がついて、もう鬼に金棒ですよね。
伊澤さんの印象は、一言で言ったら、すごい「インテリジェンス」の人。
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