本作は大河ドラマ第65作。戦国時代を舞台に、天下人・豊臣秀吉の弟である豊臣秀長(小一郎)を主人公に、兄・秀吉(藤吉郎)とともに強い絆で天下統一を成し遂げていく姿を描く。歴史に「もしも」はないとされる中で、「秀長が長生きしていれば豊臣家の天下は安泰だった」と語られることもある名補佐役・秀長の視点から、戦国の世をダイナミックに描く下克上サクセスストーリーとなっている。脚本は八津弘幸、音楽は木村秀彬が担当している。
第3回では、故郷・中村を後にした小一郎、藤吉郎、直(白石聖)の3人が、織田信長(小栗旬)の城下町・清須へと向かう。織田家臣・浅野長勝(宮川一朗太)を訪ねた席で、直が長勝の娘・寧々(浜辺美波)の侍女になることが決まり、兄弟の二人三脚の生活が本格的に始まる。一方、藤吉郎は小一郎に、胸に秘めていたある計画を打ち明ける。物語の終盤では、今川義元(大鶴義丹)の大軍が尾張に向けて進軍を開始し、決戦前夜の緊張感が色濃く描かれた。
放送で特に注目を集めたのが、冒頭の演出だ。これまで語りを務めてきた安藤サクラとは異なり、第3回の冒頭では男性のナレーションによって、これまでの物語と当時の情勢が振り返られた。「永禄2年。この頃の織田信長は…」という語り出しに、SNS上では「一瞬、ナレーション変わったかと思った」「いきなり男性の声でびっくりした…」といった驚きの声が相次いだ。
その後、タイトルバックで「アバンタイトルナレーション 谷口慎一郎アナウンサー」と表示され、声の正体が判明。同日にはNHKアナウンス室の公式Xも更新され、谷口が台本を手にした写真とともに、冒頭ナレーションを担当することが伝えられている。
物語の節目となる清須入りと、今川軍の進軍開始という大きな展開に加え、異例ともいえる冒頭演出が重なった第3回。秀長と藤吉郎の関係性、そして時代のうねりがどのように描かれていくのか、今後の展開への期待が一層高まっている。

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