■ポジティブで派手でコミカル――ナム・ハユンを演じるという挑戦
――本作の脚本を読んだ感想を教えてください。
K-POPをテーマに、こんなに面白い物語を作れるんだ!と思いました。
10代のキラキラしていた頃の自分を思い出します。 青春のエネルギーをたくさん届けられる作品になっていると感じています。
――ナム・ハユンという人物をどのように捉えましたか? 演じるにあたって準備したことや、心がけていることを教えてください。
私が演じるナムは、私自身とは性格が正反対です。
私はとても心配性で内向的で、目立つのが好きではありません。逆に、ナムは、派手な服が好き。借金があってもファッションは諦めない。
そして、このドラマで一番コミカルなキャラクターだと思います。ナムの行動パターンはいくつもあり、相手によって声のトーンや話し方が変わるのが一番難しいところです。吾妻と話すナム、NAZEメンバーと話すナム、では全然違うと思っています。声も地声と少し変えて演じているので、そこも苦戦しています。
■監督と相談しながら作り上げたキャラクター像
――役作りや撮影を進める中で、プロデューサーや監督からリクエストされたことはありますか?
監督と相談しながら、声をよりハスキーに変えています。社長としての姿、吾妻の元恋人としての姿など、シーンごとに異なる声を使い分けるようにしています。ナムは作中で最も感情表現が豊かなキャラクターなので、「さまざまなトーンで見せてほしい」というリクエストをいただきました。
――日本のドラマ出演が本作で3作品目ということですが、撮影方法や撮影の進め方、コミュニケーションの取り方など、「本作ならでは」と感じた点はありますか? また、いまだに慣れないことがあれば教えてください。
韓国語と日本語のセリフが混ざっている作品ということもあり、NAZEの皆さんやキム・ジェギョンさん(NAZEのライバル「TORINNER(トリナー)」を率いる音楽プロデューサー、パク・ジス役)が撮影する際に、通訳の方が常駐していらっしゃる点は、これまで参加した作品とは少し違う特徴だと感じました。
私の場合は、直接監督とコミュニケーションを取らせていただいているので、正直なところディレクションを「感覚」で受け取って解釈することもあります。もう少し日本語ができたらよかったな、という悔しさは今でも感じています。
また、時間が上がる、下がる、というような、撮影現場で使われる表現も最近になって知ったのですが、そういった専門用語についてはまだまだ分からないことばかりです。
■尊敬と安心感に包まれた、心地良い共演者の存在
――中村さんとお芝居で対峙されてどんな印象を持ちましたか?
中村さんを一言で表現するなら、演技の怪物です。完成した作品をテレビで見ているような感覚になります。どうしたらそんな演技ができるのか、何度も質問してしまいます。
いつも尊敬の気持ちを持って、たくさんのことを学ばせていただいています。
――遠藤水星役の池田エライザさんの印象は?
とても穏やかで温かい方で、見ているだけで癒やされるような存在です。撮影の合間は、飼っているペットの話や日常のこと、ショッピングなどの話をしています。
最近は、エライザさんが子どもの頃の写真やお母さまの写真を見せてくださったのですが、あまりの美しさに言葉を失ってしまいました。
■一人一人と向き合って見えたNAZEの素顔
――NAZEについて1人ずつ印象を教えてください。
カイセイは、まるで青春漫画から飛び出してきたかのような爽やかさがあってかわいいです。いつも見ていて思うのですが、髪が長いこともあって、より、そう感じます。恥ずかしくなると顔がすごく赤くなるのですが、その少年らしさが魅力だと思いました。
ユンギはいたずら好きで、よく眠る子です。それに自己管理がとてもしっかりしています。撮影現場で塩パンを1つ食べた後、「これで夕食は終わり」と言って夜ご飯を食べなかったので、とても驚きました。たぶん私のほうがユンギより食事量は多いと思います(笑)。
アトは、読み合わせの時に先に声をかけてくれて、「ファンなんです」「ドラマも見ました」と言ってくれたのがとてもうれしかったです。話せば話すほど、誠実で内面の強い子だと感じます。
ターンはいつもエネルギーに溢れていて、とてもポジティブな友だちのような存在です。
韓国語も英語もとても上手で、日本語もどんどん上達していて、まるで言語の天才のようです。撮影現場ではいつも踊っていて、韓国風に言うと「ダンシングマシーン」です。
ユウヤはとても大人っぽくて繊細です。撮影が始まったばかりの頃、個人的に「緊張しているな」と感じたことがありました。ただ、その様子を周囲に悟らせることはなく、最後まで黙々と撮影に向き合っていて本当にすごいと思いました。
キムゴンは体型はスリムですが、顔はひまわりの種を頬いっぱいに詰めたハムスターのような印象です。撮影現場ではかわいい子犬のように、いつもニコニコしています。
自分の魅力をよく理解している子だなと感じます。一方で、無表情でステージに立つとクールな美男子の雰囲気もあります。
ドヒョクはシャイボーイです。リハーサル中にたまに目が合うと、とても恥ずかしそうにするのですが、実はあまり会話をしたことがないんです。
少し変わっていて難しい日本語をたくさん知っているという設定を演じているのですが、それがとてもよく似合っています。
■夢の途中にいる今だからこそ思うこと
――ハ・ヨンスさんご自身が「夢を追う上で一番大切にしていること」は何でしょうか?
いくつか基準があります。そのことに自分の時間と心、そしてお金を使いたいと思えるかどうか。そして、その夢が自分自身や周りの人を苦しめるものではないか、ということです。
ただ、その基準にすべて当てはまらなくても、心が惹かれたら夢見てしまいますよね。
実は今もまだ夢を探している途中で、現実を考えると目を背けてしまうこともあります。
それでも最終的には、これまでずっと続けてきた絵や写真で何かを実現できたらいいなと思っています。
――第2話の見どころを含めて、視聴者の方へメッセージをお願いします。
第2話の見どころは、やはり水星の大活躍です。それによって、NAZEはあるステージに立つことになります。第2話だけでも、話の展開が楽しめると思います。ぜひ最後まで楽しみにご覧ください! NAZEの推しも見つけてくださいね。

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