本作は、主演・杉咲と監督/脚本・今泉力哉氏のタッグで贈る“考えすぎてしまう人”のためのラブストーリー。主人公・土田文菜(杉咲)がこれまでに経験してきたさまざまな別れや、かなわなかった恋などから、人を好きになることにどこか怖れを抱いていて、「大切な人とはつきあわないほうがいいのではないか?」「そもそも恋愛とはなんなのか?」などと逡巡しながらも前に進んでいく物語となる。
文菜と佐伯ゆきお(成田凌)は、コインランドリーで出会い、つきあい始めた。1年の時が過ぎ、クリスマスイブを間近に控えたある日、文菜は行きつけの喫茶店「イスニキャク」で遅めのランチを食べていた。店長のジョーさん(芹澤興人)やアルバイト店員の和地くん(水沢林太郎)とはすっかり顔なじみ。話題は「クリスマスは恋人と過ごしたいか?」。和地くんは別に過ごさなくていい派、ジョーさんは絶対過ごしたい派。文菜は和地くんと同意見だが、恋人のゆきおが記念日を大切にする人だから一緒に過ごすという。
文菜は新作小説の打ち合わせをするために出版社を訪れる。編集担当の多田美波(河井青葉)は、今、書いている原稿を書き進めるべきか悩んでいる、という文菜の言葉に真摯に向き合う。文菜は少しだけ心が軽くなる。
そして、クリスマスイブを迎えた。
その日の午後、文菜は古着屋の同僚・エンちゃん(野内まる)とカフェで落ち合う。2人は大学時代からの友だちで、お互いに恋愛相談をする仲である。ロマンティック・アセクシュアル(他者に恋愛感情を抱き、性愛感情を抱かない)のエンちゃんもまた、“自分の好き”について悩んでいた。数日後、古着屋に和地くんがやって来る。和地くんも恋人となにかあった様子。さらに、文菜を好きな早瀬小太郎(岡山天音)からも連絡がある。思い思いに悩む人たちから文菜はどんな影響を受けるのか。
文菜は、まっすぐな性格のゆきおに、どこかきちんと向き合えずにいる。そんな矢先のゆきおの提案。

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