受賞の感想について「実感が湧いていない、というのが正直なところでして。まさかいただけるとは思っていなかったので、重荷を背負っているような気分で、1年間頑張らなきゃなと覚悟を決めている感じです」と独特の言いまわしで語る。アルピニストの野口健氏を父に持ち、自身も国内外で山を踏破してきただけに「勝手に自分がミス日本『みどりの大使』になるんじゃないかなって思ってたんです」と語った。
グランプリに加え、今回ミス日本「海の日」にも選ばれたが、実は山の養分が川を通じて海を育むことなど、自然の営み全てを経験で学んできたことから「私は海の活動も大学1年生の頃からずっと続けております」と明かす。「日本の水産資源が減少していく中で、いかに水産資源を守っていくか、その切り口として、料理を使って漁業者の方と消費者の方を繋げ、料理を通じて日本の魚を守っていこうという活動をずっと続けていた」といい、「この想いがミス日本『海の日』になることで、私がずっと続けてきた活動をもっともっと広げていけるのかな、と期待しております」と笑顔で語った。
受賞の喜びについては「一番私に期待していなかった父親に伝えたいと思います」と語った野口さん。「大会の1週間前、父親と3日間ほど2人きりで過ごしていまして。その時に父からは“まずは自分が何をしていきたいのかをはっきりしておけば、きっと質問にも答えられるだろうから、自分の意見をしっかりと持ちなさい”と聞かされていて。2人でひたすら話した時間が、きっとこの大会で私の強みになったんじゃないかというふうに思います」と振り返った。
現在は一緒にテレビ番組に出演するなど、仲の良さを見せる父娘だが、特に大事な思い出として、ヒマラヤのロブチェピーク登頂があるという。「登っている時、寒さで指先が痛いとか、体調不良でお腹が痛いと父親に話したら“痛いってことはまだ感覚が残っているんだからまだ生きているだろ。生きて帰るのが登山なんだから、ちゃんと痛いってことが味わえていることは幸せなんだ。
一方、野口健氏が代表を務めるNPO法人ピーク・エイドの活動にも参加。「能登の震災の時は、まず寝袋を届けました。1月のとても寒い時期に起きたので、本当は唯一リラックスできるはずの就寝時間に、寒くてずっと体が緊張して眠れない状態というのをお聞きしたので、少しでも気持ちが落ち着ける場所を提供できればいいなと思ったんです。また能登の被災地はボランティアの方々が行きにくい場所だったので、七尾にボランティアの拠点となるテント村を設営しました。最近では、輪島市の重蔵神社さんと一緒に野菜を届けるプロジェクトを去年の11月までずっと続けていました」と精力的に動き続けている。
そんな野口さんの夢は「子供たちのための環境学校を作る」こと。「私は森と海がつながっていることを感じるので、子どもも大人も自然の中で体験できるようなものを作りたいなと思っています。例えば、森に植林することによって、森にある栄養が川から流れて、海の水産物が豊かになる。
この日の最終審査にて、「ミス日本グランプリ」「海の日」に野口絵子さん(のぐち・えこ/東京都出身/21歳)、「水の天使」に志村美帆さん(しむら・みほ/東京都出身/19歳)、「みどりの大使」に永田愛実さん(ながた・まなみ/長崎県出身/20歳)、「ミス着物」に平嶋萌宇さん(ひらしま・もね/福岡県出身/22歳)、「準ミス日本」に正木由優さん(まさき・ゆゆ/東京都出身/20歳)がそれぞれ選出された。

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