音楽プロデューサーの武部聡志が手がけるスタジオジブリ音楽のトリビュートアルバム『ジブリをうたう その2(読み:に)』が、2月25日にリリースされる。その発売を記念した新たな取り組みとして、アルバム収録楽曲をモチーフにしたショートムービー『ジブリをうたう その2 ーふうとなぎの物語ー』が制作され、26日よりYouTubeで順次配信されることが発表された。

 ショートムービーは、武部がアレンジを手がけた楽曲と、それぞれのアレンジテーマをもとに、完全オリジナル脚本で制作された13のエピソードによって構成。各エピソードはストーリー順ではなく“ランダム”に配信され、視聴者自身が楽曲とともに届けられる映像(=フィルムの断片)をつなぎ合わせながら、最終的に一本の物語が立ち上がっていく、新しい鑑賞体験を提案する。

 物語の軸となるのは、8ミリフィルムという“記録媒体”をきっかけに描かれる、少女「なぎ」と不思議な少女「ふう」の出会いと別れ。残されたフィルムをたどることで、確かだったはずの過去が“記憶”として再構成されていく――“記録と記憶のあわい”を行き来する物語が、音楽と映像の両輪によって描かれる。

 映像は説明を抑えた余白のある構成となっており、視聴者それぞれの想像力によって物語は無限に広がり、視聴の順番そのものが“編集”となり、観るたびに新たな作品が生まれる仕掛けとなっている。

 キャストには、少女・なぎ役としてアイドルグループ・高嶺のなでしこの葉月紗蘭が出演し、人生初の演技に挑戦。ふう役には新進気鋭の俳優・厚味りりかを起用した。さらに、2人とすれ違うセールスマン役を勝俣栄作が演じ、監督は吉川正文が務めている。

 アルバム『ジブリをうたう』は2023年11月に第1弾がリリースされ、スタジオジブリの名曲を新たな解釈で届ける試みとして話題を集めた。第2弾の収録曲と参加アーティストは以下とおり。

■収録曲
1.風になる / 大原櫻子(映画『猫の恩返し』より)
2.やさしさに包まれたなら / 小川彩&奥田いろは(乃木坂46)(映画『魔女の宅急便』より)
3.上を向いて歩こう / 大野雄大&花村想太Da-iCE)(映画『コクリコ坂から』より)
4.いつも何度でも / 薬師丸ひろ子(映画『千と千尋の神隠し』より)
5.ひこうき雲 / GLIM SPANKY(映画『風立ちぬ』より)
6.地球儀 / Penthouse(映画『君たちはどう生きるか』より)
7.テルーの唄(Instrumental) / 葉加瀬太郎&武部聡志(映画『ゲド戦記』より)
8.朝ごはんの歌 / 玉井詩織(ももいろクローバーZ)(映画『コクリコ坂から』より)
9.カントリー・ロード / のん×SOIL&”PIMP”SESSIONS(映画『耳をすませば』より)
10.さよならの夏~コクリコ坂から~ / にんじん(from ロクデナシ)(映画『コクリコ坂から』より)
11.Arrietty’s Song / Kalafina(映画『借りぐらしのアリエッティ』より)
12.はにゅうの宿 / アイナ・ジ・エンド(映画『火垂るの墓』より)
13.世界の約束 / 森崎ウィン(映画『ハウルの動く城』より)
epilogue
14.いのちの記憶(Instrumental)/ 武部聡志(映画『かぐや姫の物語』より)

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