映像に映し出されるのは、観衆の前に犯罪者のようにさらされるベン、ジェニー(ケイティ・オブライアン)、ティム(マーティン・ハーリヒー)の3人の姿。会場の空気を支配するのは、番組MCボビー・T(コールマン・ドミンゴ)の圧巻のマイクパフォーマンスだ。観衆の期待と興奮を駆り立てながら、ゲームの3つのルールを発表していく。
1つ目は、前金1000ドルと12時間の先行スタート特典。2つ目は、1日10分間のセルフ動画を撮影し指定のポストへ投函する義務。そして、3つ目は賞金システム。5日間逃げ切れば5000ドル、その後1日ごとに1000ドルが加算され、30日間逃げ切れば最大10億ドル(約1000億円)という途方もない報酬が手に入る仕組みだ。
続けて場内を沸かせるのは、「自由を守る処刑人」と銘打たれたハンター軍団の登場。リーダーであるマッコーン隊長(リー・ペイス)は「追い詰めて殺す!」と高らかに宣言。ボビー・Tは「(ランナーは)我々が捕まえるまでやりたい放題の悪事を働く」とデマを飛ばし、大勢の観衆が「ランナーを走らせろ!」と熱狂的なコールで応える。会場のボルテージが最高潮に達する中、ランナーたちはポッドに乗せられ急降下。いよいよイカれたデスゲームが幕を開ける。
ゲームを主催するネットワーク社は、暴力的な番組を通じて下層階級を搾取する巨大企業として君臨。その象徴が全世帯に配布されている映像デバイス「フリー・ヴィー」だ。このデバイスは単なる娯楽を超え、プロパガンダの拡声器であり、監視装置でもある。
人々は常時放送される番組に夢中になり、命を懸けて走る参加者たちを見て楽しむ。さらにネットワーク社は、情報提供者に報酬を与えることで、視聴者自身をゲームの駒に組み込むシステムを構築した。
「ランニング・マン」は、そんな暴力的なゲームの中で最も危険なプログラムだ。30日間逃げ切れば莫大な賞金が手に入るが、これまでに生存者はゼロ。参加者は事実上「死刑宣告」にサインしたも同然だ。
本作の監督を務めるのは、『ベイビー・ドライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』などを手がけたエドガー・ライト。「14歳の頃にスティーヴン・キングの原作を読んだことがこの作品のすべての始まりだった」と語る。
さらに、デスゲーム映画というジャンルを確立した伝説的作品とされている深作欣二監督の『バトル・ロワイアル』(2000年)の影響を受けていることも明言。公開当時イギリスの劇場で鑑賞したといい、その完成度を“デスゲーム映画の見本”と絶賛している。
ライト監督は、本作で『バトル・ロワイアル』が当時の観客に与えたようなインパクトを持ちながら、スタイリッシュな映像表現とブラックユーモアで新たなエンターテインメント性を追求。監視社会、巨大企業の陰謀、そして血に飢えた観衆――極限状態に置かれた人間の姿を手に汗握る展開で描き切ったこん身の一作となっている。
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