この賞は、前年に公開された映画を対象に、映画評論家などが投票で選ぶ日本で最も歴史がある映画賞。
日本映画第1位となった『旅と日々』は、つげ義春の短編漫画『海辺の叙景』『ほんやら洞のべんさん』を原作に、旅を通して静かに生き方を見つめ直していく女性の姿を描いた作品。
三宅監督の作品が1位に選ばれるのは、『ケイコ 目を澄ませて』(2022年)、『夜明けのすべて』(24年)に続く3作目で、2年連続の快挙となった。主人公の脚本家を演じたシム・ウンギョンは主演女優賞に選ばれた。
また、主演男優賞には『国宝』で吹き替えなしで歌舞伎の演目に挑戦したことが話題となった吉沢亮が選ばれた。
外国映画では、レオナルド・ディカプリオが元革命家の父親役を演じ、さらわれた娘を助けようと奔走する姿を描いたポール・トーマス・アンダーソン監督の『ワン・バトル・アフター・アナザー』が1位となった。
なお、ベスト・テンの2位以下の作品と各個人賞の詳細は、2月5日発売の「キネマ旬報2月号増刊2025年キネマ旬報ベスト・テン発表号」で発表される。
■日本映画作品賞(日本映画ベスト・テン第1位)
『旅と日々』
■外国映画作品賞(外国映画ベスト・テン第1位)
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
■文化映画作品賞(文化映画ベスト・テン第1位)
『よみがえる声』
【個人賞】
■日本映画監督賞
李相日『国宝』により
■日本映画脚本賞
奥寺佐渡子『国宝』より
■外国映画監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン 『ワン・バトル・アフター・アナザー』により
■主演女優賞
シム・ウンギョン『旅と日々』により
■主演男優賞
吉沢亮『国宝』ほかにより
■助演女優賞
伊東蒼『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』により
■助演男優賞
佐藤二朗『爆弾』ほかにより
■新人女優賞
鈴木唯『ルノワール』により
■新人男優賞
黒崎煌代『見はらし世代』ほかにより
■読者選出日本映画監督賞
李相日『国宝』により
■読者選出外国映画監督賞
ポール・トーマス・アンダーソン『ワン・バトル・アフター・アナザー』により
■読者賞
秦早穗子(連載『シネマ・エッセイ 記憶の影から』により)
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