池田は、長文の書面で「私のパートナー、モーリー・ロバートソンが亡くなりました。生前お世話になった皆様へ故人に代わり心より感謝申し上げます」と切り出した。
モーリーさんは昨年8月に食道がんと診断。「肝臓にも転移していましたが、体調の良い時期には外でお茶を飲んだりお散歩したりを日課に過ごしました」という。
「昨年のクリスマスディナーと今年のおせち料理をじっくり味わいながら食べました。生まれて初めて朝ごはんを作って、私を稽古に送り出してくれました。上手に目玉焼きをお皿に移せるようになった頃、ぱったり食欲を失い、吐き気で水分補給も難しくなり再入院、積極的治療をせず緩和に移行しましょうと話し合った矢先の急変でした」と説明。「私が病室に泊まり込むことにした初日の夜に急に息が荒くなりました。ずっと耳元で呼びかけながら、荒い息が静かな小さい呼吸になり、その間隔が徐々に開いていき、砂粒が手のひらからこぼれ落ちるように魂が肉体から離れてゆく最期の瞬間を見届けました。あっけなく、腹の立つほど儚い」と明かした。
人生初の喪主を終え、池田は「今こうやって文章を書いていて、悲しさの波の中で少しずつ息継ぎをするタイミングを見つけられてる、ような気がする」と告白。
「冷蔵庫にモーリーの飲みかけのバヤリースを見つけた時、携帯のアルバムが自動でモーリーの元気だった頃の写真をおすすめして来る時、不意打ちの寂寥感に崩れそうになります。今までの自分の鈍感さが恥ずかしい。悲嘆の浅瀬で分かったふりをしていた自分を張り倒したい。そういう意味では、私は役者でいることで助けられているのだな、この経験が無駄ではないのだから。もう前の自分には戻れない。恐怖と悲しみと厳かさと責任感と…色々な思いが束になって心が忙しい」としつつ、感謝をしたためた。
「モーリーに生きる希望を与えてくれた全ての人、もの、音、光に、感謝を」。そして「私の最愛の人でした。モーリーといた20年間、幸せでした。心からありがとう」とメッセージを伝え、思い出の2ショットを添えた。
モーリーさんは、1963年1月12日生まれ。

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