サントリー食品インターナショナルが2025年10月21日に発売した、特定保健用食品「特茶」ブランド初の水カテゴリー商品となる機能性表示食品『特水(とくすい)』が、25年10月から12月までの販売数量で、計画に対して約1.3倍の着地と好調な推移を見せている。

 『特水』は、植物由来ポリフェノールの一種である機能性関与成分「HMPA」を含み、「内臓脂肪を減らすのを助ける」機能を訴求する一方、水ならではの“ほぼ無味無臭・無色”という中味を実現した点が特徴だ。
味や香りにクセがなく、通常の水と同じ感覚で日常的に飲めることから、無理なく健康習慣を取り入れられる商品として評価を集めている。

 販売好調の背景には、飲用シーンとユーザー層の広がりがある。これまでの『特茶』は40~50代男性が通勤時やオフィスで飲用するケースが目立っていたが、『特水』は水を日常的に飲む20~30代の男女にも浸透。軽い運動時や就寝前など、時間帯やシーンを選ばず飲める点が支持されている。ノンカフェインであることも、カフェイン摂取を控えたい層からの後押しとなった。

 また、「水×機能」という商品設計が、想定外の分野にも広がりを見せた。声優や音楽関係者など、喉のケアを意識して普段から水を飲む層の間で話題となり、「こんな商品を待っていた」という声がSNSを通じて拡散。Xでの投稿をきっかけに注目が集まり、収録スタジオでスタッフが提供するなど、飲用機会の拡大につながった。

 実際に購入したユーザーからは、「特茶ブランドから水が出たと知って思わず手に取った」「水なので苦味がなく、飲みやすい」といった声が寄せられているほか、「日常の水分補給として、食前、食後、日中に関わらず、いつ飲んでも良いと思っている」と、生活に自然に取り入れている様子もうかがえる。

 健康志向の高まりとともに、水というベーシックな飲料に機能性を掛け合わせた『特水』は、特茶ブランドの新たな選択肢として存在感を高めている。今後も幅広い飲用シーンでの定着が注目されそうだ。
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