『呪術廻戦』は、ある強力な「呪物」の封印が解かれたことで、主人公の高校生・虎杖悠仁が、呪いをめぐる戦いの世界へと足を踏み入れるダークファンタジー。2018年3月~24年9月に『週刊少年ジャンプ』で連載されていた漫画が原作で、コミックスは全世界累計発行部数1億5000万部(デジタル版を含む)を突破。
TVアニメ第1期が20年10月~21年3月に放送され、21年12月には劇場アニメ『劇場版 呪術廻戦 0』が公開されると、全世界興収265億円の大ヒットを記録。23年7月~12月にはTVアニメ第2期が放送された。そして、シリーズ続編となる第3期『呪術廻戦』「死滅回游 前編」は、謎に包まれた史上最悪の術師・羂索が仕組んだ、呪術を与えられた者たちの殺し合いがダイナミックに描かれる。
――禪院直哉役はオーディションだったそうですが、オーディション時の感触や手応えはいかがでしたか。
遊佐:オーディションは常に受かるつもりでやっているんですが、なかなかこちらの思いが通じないことも多いので、手応えは信用しない方がいいと思っています(笑)。やるべきことをやるだけというところです。
――オーディション時、キャラクターをどう捉えてのぞみましたか?
遊佐:『呪術廻戦』という作品自体は、オーディションのお話をいただくまで、タイトルしか存じ上げていなかったんです。キャラクターの風貌はCMやさまざまな広告でも見ていたんですが、今回初めて原作を読ませていただいて、思っていたよりもハードな世界観だという印象がありました。もうちょっと“チームバトル”のようなものかと思っていたんです。
勧善懲悪で敵を倒してやった!という感じではない。どのキャラクターも考えさせられる結末を迎えることが多かった。禪院家に関しては、本筋とはちょっと違うところで起こっている問題です。直哉に関しては、思ったことをそのまま言う人だという認識でやらせていただきました。
――本当に気持ちいいほど口が悪いというか…。
遊佐:それはちゃんとした倫理観をお持ちの方だからだと思います。禪院家では気にしてないんじゃないかと(笑)。多分みんな多かれ少なかれ、そういう人たちなんだと思います。
――役作りで意識されたことはありますか?
遊佐:他人を慮らないというところです。
――厳しい評判もあるキャラクターですけれども、演じるにあたり「ちょっと複雑」ともお話されてましたが…。
遊佐:演じる上で複雑ではないです。ただ、そういうのが似合うと思われていたことに対しては複雑ですね(笑)役に起用していただいたことに関しては光栄です。
演じる上で気をつける点はその人(キャラクター)ならどう考えるかです。僕自身がどう考えるかを入れてしまうと役ではなくなってしまうので、役としての考えを突き詰めています。
――具体的にはどのように演じましたか?
遊佐:誰に対して何を言うか。特に最初のセリフ、真希ちゃんのことはどうでもいい。ディレクションでも「こともなげに言ってほしい」とのことでした。普段から気にしていない存在なんでしょう。誰に対してどういう感情を持っているかで決めています。
叔父に対してもずけずけと本当のことを言ってしまう。「甚壱くんはなぁ……顔がアカンわ」など、僕は言えない。思ってもいませんが(笑)ただ人が言えないことを言える機会はなかなかないので、遠慮せずやりました。
――ほかにディレクションはありましたか?
遊佐:原作ではモノローグだった部分がセリフになったり、セリフがモノローグになったりといった違いが描き方によってあるので、そういうところは確認させていただきました。
――『呪術廻戦』ならではだと思われたことはありましたか。
遊佐:呪術を使いますが、技名を叫ばないところでしょうか。我々は台本を読んでるからわかりますが、映像だけだと、何をやってるのか雰囲気で感じ取るしかない。それがちょっと意外でした。他の作品だと説明をしたり、技名がトリガーになってたりするんですが、そういうこともない。
直哉の術式も、中身については説明しますが、術式の名前も言わないので、わからないと思います(笑)。脹相のは直哉が説明してあげましたけど(笑)そういうところが直哉のいいところですね(笑)。
――キャラクターや作品によっても変わってくる部分ではあると思いますが、お芝居で京都弁や方言をしゃべる難しさはありましたか。
遊佐:僕本人がしゃべるのであればもっとベタベタにしゃべることも可能なんですが、セリフとして出されているものなので…。どうしてもおかしいところは変えますが、基本的には原作を遵守しています。僕が慣れた方言とちょっと言葉遣いが違うところがあっても、そこは折り合いをつけます。
この作品ではありませんが、逆の意味になってしまうセリフが方言として書かれていることもあるので、そういったところは直させてもらいます。作家の方々が方言についてちゃんとリサーチして書かれているのか分かりませんし、自分のイメージで書かれている場合もあるかもしれない。本作は特に、この方言はどこの方言だと設定しているわけではないので、どことも言い切れない。直哉だけなぜか訛っている(笑)。直毘人さんも訛ってないし、甚壱くんも扇さんも訛ってない。真希ちゃん、真依ちゃんも訛ってない。なぜか僕だけ訛ってる。どこで?っていうものも含めて、割と隠されているところがあるのかもしれません。
――確かに日本とか京都って言っていても、広いですからね。
遊佐:そうですし、家がそこにあるからと言って…という部分もあります。
(キャラクターも)京都というより、禪院家の色が強いんじゃないかと思います。僕は別に名家の生まれでもないので、歴史あるお家でどういう育ち方をするとか、何を重要視して家が成り立っているのかというのはわかりません。長く続くところは歴史的なものを重んじて、他からのものをシャットアウトすることもあるかもしれない。そういった中で、直哉もああいう人間になっていったかもしれないですね。
――直哉の魅力はどこだと思いますか。
遊佐:どこなんでしょうね?(笑)僕はまだ見つけられていないんです。皆さんの方がご存知かも知れない。…顔ですかね(笑)。あと、ズケズケと何者も恐れず発言するあたり、うらやましく思う部分があります。
――ご自身にはなかなかできない部分ですか?
遊佐:なかなか。僕ごときができないです(笑)。
――アフレコではスタッフの方からのディレクションなどやりとりされると思いますが、そういうときもご自身の意見を言うことはないですか?
遊佐:“こうじゃないですか”という確認はしますが、“ここはこうじゃないとできません”と言うことはないです。
今回に関しては、方言も直してないです、基本的に。収録自体はスムーズにいったと思います。ただ、割と打ち合わせは長かったような気がします。
――演じる上でどんなことを意識されましたか。
遊佐:どれぐらいの距離感でやるかというのはありました。禪院家の中でお話しするシーンに関しては、最初は普通にやってましたが、甚壱くんとお話しするあたりは、監督たちからも「ちょっと近い距離で」というディレクションがあったので、その距離感には気を遣いました。
――直哉は“嫌われ役”とも言えるようなキャラクターではありますけれども、だからこその醍醐味を感じられますか。
遊佐:普通の生活では言うことのないセリフばかりしゃべっていますので、それを演じることができるのは幸せなことだと思います。
――本作にはいろんなキャラクター出てきますが、演じてみたいキャラクターはいますか?
遊佐:いい人をやってみたいですね。“やってみたい”というか、いい人が“やりたい”ですね。やったことはあるんですけど。直哉に関しては自分の考えに正直なだけで、直哉が悪い人かどうかは主観によります。まぁいい人のカテゴリーではない部分が大きいとは思いますが(笑)ただ、そうじゃなく、やさしい人をやってみたいですね。他の方がやっているキャラクターは選べないですし。まだ出てきていないキャラについてもこの作品だと「やさしい人」と単純に言えるかどうか。みんないろいろと背負っているものがあるので。
――直哉のファンへ伝えたいことはありますか?
遊佐:魅力を感じているポイントを聞かせていただきたい(笑)。僕も演じている身としてもちろん愛着はありますけが、あまりいい人とは言えない描写も多いので、まだ彼のことがわからない(笑)。ただ、皆さんに応援していただくのは非常にありがたいと思っております。
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