俳優の吉沢亮が2月13日放送のNHK連続テレビ小説『ばけばけ』(月~土 前8:00 NHK総合ほか)第95回で見せた無言の熱演が大きな反響を呼んだ。衝撃的なラスト直後に同局『あさイチ』(月~金 前8:15)へ生出演し、ささやかれていた“退場説”を「まだ出てきます」と笑顔で否定。
重い余韻に包まれた視聴者を安心させた。

 第95回では、ヘブン(トミー・バストウ)の熊本転任が決まり、ヒロイン・松野トキ(高石あかり)が松江を離れる決意を固める展開が描かれた。松江中学では庄田多吉(濱正悟)が次期校長就任とヘブンの転任を発表。騒然とする教室で、錦織友一(吉沢)は「簡単な話だ。私は、帝大を出ていない。庄田先生と一緒に東京で試験を受けたが、彼は合格し、私は残念ながら落ちてしまった。帝大卒業はもちろん、英語の教員資格免許すら持っていない。そんな男が、校長になどなれるわけがない。簡単な話だ。騙していて、申し訳なかった」と告白した。

 1891年11月15日、トキとヘブンが松江を離れる日。錦織は「体調があまりよくない」と見送りを断る。
ラスト約1分、自室で机に向かいヘブンの「日本滞在記」を読んでいた錦織は突然せき込み、喀血。せりふのない約54秒間、にじむ血を見つめながら涙をこらえる姿を、吉沢は表情だけで体現した。SNSでは「何というラスト」「感情がぐちゃぐちゃ」「切なすぎる」といった声が相次ぎ、「今にも消えてしまいそうな儚さだった」と称賛が広がった。

 放送直後の『あさイチ』では、吉沢が爽やかな笑顔で登場。博多華丸が「よくご無事でというか」と切り出し、博多大吉も「具合が悪いとは聞いてなかったもので…」と驚きを口にした。吉沢は「僕は元気です」と応じ、スタジオの笑いを誘った。

 反響について問われると「本当にたくさんの幅広い方に、この作品を愛していただいているなとすごい伝わってくるので非常にうれしい」としみじみ。大吉から「錦織さん、今日で終わりじゃないですよね」と向けられると、「まだ出てきます」ときっぱり語った。さらに視聴者からの今後の登場を問う声にも「出てきます」と力強く宣言した。

 “あさイチ出演=退場”というジンクスもささやかれるなか、吉沢自らの否定コメントにSNSでは「マジ!?吉沢亮、まだ退場じゃないのね!」「退場じゃなくて安心」「まだ会えるのうれしい」と安堵の声が続出。熊本編へと舞台を移す物語のなかで、錦織の行方に引き続き注目が集まる。
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