開演時間になり、かやゆー(ボーカル/ギター)、ゴンザレス(ギター)、しおん(ドラム)、りょうと(ベース)、そしてサポートの中野郁哉(キーボード)がステージに登場。1曲目はバンドが初めて発表した楽曲「世界が僕を嫌いになっても」からスタートし、かやゆーの弾き語りにメンバーの音が加わっていくという、バンドの物語の始まりのような幕開けとなった。
その後は「ヒモと愛」「関白宣言」へと続き、かやゆーの「相変わらずSNSでエゴサすれば、『かやゆーに抱かれたい』とか、『遊ばれたい』とか出てくるんですけど、日本武道館でも『ゴミ人間』やってもいいですか!」とのあおりから、初期の代表曲「ゴミ人間、俺」が演奏された。
最初のMCではひとりずつ、記念すべき日を迎えた思いを語った。かやゆーが「武道館でやることにそんなに興味があるわけじゃないけど、こうして8000人の人がヤングスキニーだけを観に来てくれたことがうれしいです。前から知っている人も、最近知った人も、今日だけはみんなを僕の虜にさせちゃいますので、よろしくお願いします」と告げると、しおんが「武道館、気持ちいいねえ! ソールドアウトして、みんなでこの舞台に立てることがうれしいです」と気持ちを伝えた。りょうとも「お客さんとして武道館に来たことはあるから、このステージに立てたことがうれしい」、ゴンザレスも「今日もいいギターを弾きにやって来ました!」と力強く続けた。
そして、リズミカルなバンドのセッションから「本当はね、」を演奏し、最新アルバム『理屈で話す君と、感情論の僕』収録曲などを次々と披露。ドキュメンタリー映像やアコースティックパートなどさまざまなアプローチでファンを楽しませ、「愛の乾燥機」では火柱とレーザーの演出で盛大に盛り上げた。
後半は、「精神ロック」「東京」などのロックナンバーで盛り上げ、かやゆーが「俺は曲に実体験しか書かないから、『こんなの共感できないよ』と思う人もいるかもしれないけど、人間なんてみんな同じだし、みんなつらい悩みがあると思うから。どこかで通じる部分を感じてくれたら、それでヤングスキニーの音楽を愛してくれたら、俺は一番幸せなんだろうな」と語り、「stay with me」を披露。そして、「これからも俺は自分のために曲を書いていくけど、そこから勝手に救いを見つけてくれると俺はうれしいです。
アンコールは「僕が一番好きな歌です。ここで、この歌を歌うヤングスキニーが一番カッコいいと思っています」というかやゆーの言葉から始まった「誰かを救ってやる暇などないけど」で締めくくられ、全27曲の初武道館単独公演は幕を閉じた。
ヤングスキニーはメジャーデビュー直後の2023年3月、東京・代々木公園野外ステージで『いつか僕は誰もが羨むバンドになってやるフリーライブ』を開催したが、今回の日本武道館公演は、デビュー3年目にしてその言葉を証明するステージとなった。


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