エントランスでは、30周年にちなんで江戸川コナンと30人のキャラクターたちがお出迎え。本展描き下ろしの華やかな衣装に身を包んで並ぶ姿に、さっそく記念撮影の手が止まらない。これは全部観終わるまで時間がかかりそうな予感。
イントロダクションでは、テレビアニメのオープニングでおなじみの「見た目は子ども、頭脳は大人、そのナは、名探偵コナン!!」のシーンを30年分まとめて一挙に紹介。なつかしいブラウン管を思わせる展示に、本作の歴史がにじんでいる。
#1「企画」では、キャラクターデザインや美術設定資料などを展示している。原作の漫画家・青山剛昌氏がキャラクターを作る際に大事にしているポイントや、監督のおすすめトリックなども紹介。実際の美術資料から作った、毛利探偵事務所などの模型展示も。
ここではついつい各キャラクターの設定画に目がいってしまうが、上部にも青山氏のQ&Aがあったり、ガラスケースの中の平置きにも展示がずらり並んでいるので、隅々まで見逃さないようにしたい。
#2「絵コンテ」では本作で実際に使われた絵コンテを壁いっぱいに展示。30年間で描かれた膨大な絵コンテの数々が展示空間で体感できる。
#3「作画」は、"色と動ぎ”という、アニメ映像を作る上で一番重要とされる要素の詰まった工程である。ここでは、コナンが動く様子を1コマずつコマ送りで展示。白黒の線画から色づいてキャラクターが動き出す瞬間を、視覚的に体感できるコーナーとなっている。
#4「アフレコ」は、絵から動き出したキャラクターに命を吹き込む工程となる。ここでは、コナンの「喜怒哀楽」の違いを聞き比べられるコーナーと、声優陣からのお祝いコメントが展示されている。
#5「主題歌」はテレビアニメには欠かせない要素のひとつとなる。ここでは、テレビアニメシリーズの主題歌にスポットを当てて、歴代のCDジャケットや年表を展示している。倉木麻衣やB'zなど歴代のアーティストのサイン付きコメントも掲出されている。
#SP「メモリアルシーン」では、心に残る名シーンや、キャラクターの名場面を展示している。放送がスタートした 1996年から年代順に振り返ることができる。当時の場面カットや絵コンテを惜しみなく展示。
さらに終盤には、「サンクスシアター」の上映も。企画展スペシャルムービーで、ここでしか見ることができないオリジナルストーリー。本展描き下ろしの衣装に身を包んだキャラクターたちが“名探偵コナンらしさ”全開で30周年を祝っている。
展示の途中にはおなじみの犯人がのぞき込む姿も発見。最後には歴代の「NEXT CONAN’S HINT」を紹介するコーナーや、企画展スペシャルムービーの制作の裏側を紹介するコーナーも。最後まで見逃せない。
本展では音声ガイドもあり、企画展を周りながら江戸川コナン、怪盗キッドなどの声を聴くことができる。また本展オリジナルグッズは、本展のために描き下ろされた31キャラクターを使用したグッズのほか、本作の制作過程の貴重な中間成果物(線画など)を使用したグッズが70アイテム販売されている。
本作は、黒ずくめの男らに毒薬を飲まされて子どもの姿になってしまった、主人公の高校生探偵・工藤新一が江戸川コナンと名乗り、黒ずくめの組織を追いながら数々の難事件を解決していくストーリー。
1994年から『週刊少年サンデー』で原作漫画の連載がスタートし、2017年には1000話を突破するなど正規の連載作品では同誌史上最長の連載期間になっている。96年にテレビアニメ、97年に劇場版アニメもスタートし、現在までシリーズが続いており、アニメ放送30周年となっている。
本展覧会は、放送30周年を記念した、テレビアニメ『名探偵コナン』ならではの企画を用意。3月29日まで開催されるほか、全国で巡回展も行われる。
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