ABEMAのバラエティー番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』が20日放送され、“元祖裸芸人”として知られる井手らっきょが、裸芸で絶頂を極めたバブル期から、コンプライアンス強化の波にのまれた転落劇までを赤裸々に語った。

 番組前半では、裸芸以外の特技である短距離走のエピソードを披露。
世界記録保持者カール・ルイスを模した人形“カール君”との対決や、ソウル五輪金メダリストのフローレンス・ジョイナー選手との対決で勝利した過去を明かしたほか、「ちなみに、日本ハムファイターズのプロ野球テストに受かってます」と告白し、スタジオを驚かせた。

 さらに、バブル期の営業事情についても言及。企業の運動会に呼ばれ、「『サプライズゲスト、井手らっきょさんです!』と紹介されて、100メートルを11秒で走ってゴールしたら、それで終わり」と振り返った。そのギャラは「100万円」だったといい、「秒給でいうと1秒9万円」「一生“裸芸”で飯が食えると思っていた」と当時の心境を語った。最高月収は400万円に達していたという。

 しかし、裸芸を続けて20年以上が経ち、50歳を過ぎると状況は一変する。「現場の最年長が脱ぐと周りがオロオロする」「初老の裸は笑いづらい」と年齢の壁を実感。加えてコンプライアンス強化の影響もあり、「『絶対に脱ぐな』で脱いだら即逮捕」と現実を突きつけられた。仕事は激減し、月収は20万円にまで落ち込み、「相当きつかった」とどん底時代を告白した。

 私生活では結婚25年で離婚。「軍団はみんな個々で頑張っている。そんなメンバーに弱みを見せたくない」との思いから、「一切相談をせず、助けも求めませんでした」と振り返った。


 その後、2018年に熊本へ移住。20年ぶりに軍団員が再集結した“たけし軍団結成40周年”では、「軍団のみんなの前で初めて号泣した」と明かし、仲間との絆を語った。
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