2月21日、22日に神奈川・パシフィコ横浜で開催された日本最大級のクラシックモーターショー『Nostalgic 2days 2026』(ノスタルジック2デイズ)。今回同展初出展を果たした愛知県長久手市にある自動車の博物館「トヨタ博物館」は、トヨタ『セリカ GT-FOUR ST185型』(1993年)、トヨタ『サイノス コンバーチブル』(1995年)という“個性的”な2台を展示した。


 500台以上の車を保管し「定期的にみんなでアイデアを出し合いまして、どういったものを皆さんにご覧いただくか考える」(同館スタッフ)という企画展で、テーマに応じて140台ほどの車を常時展示しているという同館。昨年10月から今年4月5日まで、「What’s JDM?-世界が熱中する’80-’90年代の日本車-」というテーマで企画展を開催している。

 本展について、同館スタッフは「今、日本車のブームがアメリカの方で加熱しておりまして。僕も含め、この年代を生きてきた人間が、普通に見てきた車を懐かしんでいただくのと、この辺の年代生きてない若い世代の方々にも、新たな目線でこういった80年代、90年代のもの見ていただき、喜んでいただく。懐かしんで、新たな発見をしていただくっていうことで、今回スポットを当てました。そしてなによりも日本車の文化が、世界中で今すごく加熱してるということにスポットを当ててやらせていただいてます」と開催の背景を語る。

 1980年代、90年代の日本車が脚光を浴びている理由については「諸説あるなかで、映画『ワイルドスピード』に日本の速い車、スープラ、スカイライン、シルビアなどが認識されてから、徐々に広まっていると思います」と話し、それをきっかけに日本車に注目が集まり、さらに“旧車でも壊れない”“維持しやすい”“メンテナンスしやすい”といったところが、その人気を加熱する要因になってのではないかと話す。

 1980年代、90年代の日本車の魅力について聞くと、「私ずっと車のデザインをトヨタでやってきたんですけど」と前置きしたうえで、「例えばこのリトラクタブルヘッドライト。こういったものは、今はもうほんとに歩行者保護とか安全基準が(当時と変わって)出てきまして、もう今後2度とこの突起物というものは存在できないので、デザイン的に盛り込まれることはない。やっぱりこの時代というのは、本当に各種メーカーさんが一生懸命、『車を良くしよう、良くしよう』と、個性的にどんどん、どんどん車を生み出していった時代なので。もちろん、今も『良くしよう』としているんですけど、当時は自由度が高かったことと、各メーカーのカラーが色濃く出ている車づくりをされている点で、やっぱり際立った個性がある年代ということで人気があるんではないかなと思います」と話す。

 最後に、同展の見どころについて聞くと「おすすめの車というのはですね…まずもって(展示車両は)弊社の持ち物ばかりではないんですね。
他社様が本当に快くご協力いただいてる中で、例えばホンダ様、三菱様、それぞれがですね、やっぱりその時の多分社運をかけてたぐらいの車をお貸しいただいてるので。見どころというのはですね、見ていただいた方の琴線に触れるものすべてが見どころじゃないかと思います」と明かした。
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