テレビ東京は26日、ドラマプレミア23『産まない女はダメですか? DINKsのトツキトオカ』(毎週月曜 後11:06~)を3月30日から放送すると発表した。主演は宮澤エマが務める。
宮澤は地上波の連続ドラマで主演を務めるのは初めて。

 原作は、北実知あつき氏が描く、「夫の行動が怖すぎる」「共感して泣いた」と女性層から圧倒的な支持を集めた話題の電子マンガ『DINKsのトツキトオカ 「産まない女」はダメですか?』。共働きで子どもを意識的につくらない・持たない夫婦・DINKsが予期せぬ妊娠をきっかけに崩れていく姿を描いた衝撃作を連続ドラマ化する。

 宮澤は、現在放送中の大河ドラマ『豊臣兄弟!』(NHK)をはじめ、映画『国宝』(2025年)などの話題作に出演。本作で新境地に挑む。

 宮澤が演じるのは、将来自分の店を持つことを夢見るフリーの美容師・金沢アサ。結婚後は夫・哲也と共働きで、意識的に子どもを持たない人生を選択する。しかし、最も信頼していたパートナーが仕掛けた“罠”により、望まぬ命をその身に宿すことになる。理想と現実の崩壊、社会からの圧力、そして産むか産まないかの究極の葛藤。絶望の淵に立たされたアサのリアルな苦しみと再生を、宮澤が演じる。

 アサと共に子どもを持たない選択をしたにも関わらず、密かに父親になることを夢見ているアサの夫・金沢哲也を演じるのは、ドラマ『スキャンダルイブ』(ABEMA)や『身代金は誘拐です』(日本テレビ系)などに出演する俳優・浅香航大

 大手メーカー勤務のエリートで、アサの「産まない選択」を尊重する理想的な夫。
しかし、その裏には、自身の「父親になりたい」というエゴのために避妊具に細工をする、底知れぬ狂気が潜む。愛という名の支配欲で妻を追い詰め、その人生をコントロールしようとする“笑顔の裏切り者”を怪演する。

 アサと同じ美容院で働く同僚・緒方誠士を演じるのは、ドラマ『君が獣になる前に』(テレ東)や『AKIBA LOST』(日本テレビ)などに出演した北山宏光。シングルファーザーとして子育てに奮闘する美容師。夫の狂気によって家庭という“密室”で追い詰められていくアサの孤独と恐怖にいち早く気づき、傷ついた心を不器用ながらも包み込む唯一の理解者となる。地獄のような日々の中で、緒方はアサにとって「救い」となるのか。ミステリアスな大人の色気と、頼れる包容力で物語のキーパーソンを体現する。

■あらすじ

結婚3年目、金沢アサ(宮澤エマ)と夫・哲也(浅香航大)は共働きで意識的に子どもを持たないDINKsとして、穏やかで自由な日々を送っていた。毒親に支配された壮絶な過去から「子どもは絶対に持たない」と心に誓っていたアサ。周囲からの「子どもはまだ?」「つくらないなんて変」という無遠慮な言葉に傷つくこともあったが、哲也の「2人で生きていこう」という言葉が心の支えだった。

しかし、その信頼は残酷な形で裏切られる。密かに「父親になりたい」と願っていた哲也は、アサの意思を無視し、避妊具に穴を開け、避妊に失敗したように見せかける。
何も知らないアサは、体調不良を感じて訪れた産婦人科で、衝撃の妊娠事実を告げられる。さらに運命の悪戯か、そのクリニックには哲也の高校時代の後輩・望月沙也香が勤務していた。望まぬ妊娠と、夫の過去を知る女。幾重にも重なる運命の歯車が、アサの人生を狂わせていく。

■宮澤エマ コメント

最初にお話をいただいた際、センセーショナルな題名に驚き、慎重な気持ちで原作漫画を読み始めました。心がえぐられる展開に夢中になり、とにかく結末が知りたくて一気に読み進めました。この作品で語られる「家族」「夫婦」「子ども」に関してはさまざまな意見や価値観が当然ありますし、ドラマチックな物語がどんな物議を醸すのか未知数で、アサという役をお受けするのを躊躇する気持ちも正直ありました。
でも、とても繊細な題材だからこそドラマというフィクションの中で大事な一石を投じたいという制作陣の熱い想いを聞き、主演を任せてくださるお気持ちにお応えしたいと決意しました。
望まない状況に翻弄されつつ自分なりの正解を探して必死に立ち向かっていくアサを心の限り繊細に演じたいと思っています。撮影は始まったばかりですが、とにかく観たい!先が知りたい!と毎週思っていただけるように浅香さん、北山さんをはじめ素晴らしいキャストとスタッフの皆さまと全力で挑みます。
ぜひ応援していただけましたら幸いです。

■浅香航大 コメント

センセーショナルなタイトルのため、覚悟して台本を初読しましたが、登場人物の強烈な台詞や行動に胸が苦しくなりました。
誰もが知らずして「母性神話」の類を振りかざしてしまうことがあり得る。僕も母から産まれた一個人として、能動的に学ぶべきことがあると思いました。
僕の演じるてっちゃんの愚かしさは、もはやホラーです。しかし、人の価値観はそれぞれで、人生や愛について、明確に教わることもなかなかありません。彼は、バイアスのかかった人生を突き進んできたのだと思います。
てっちゃんの曲技飛行のような感情の動きをぜひ、楽しんで観ていただきたいです。センシティブな内容となりますが、真摯に向き合い、大胆に楽しんで演じたいと思います。

■北山宏光 コメント

「産まない女はダメですか?」このタイトルを見た時にまず作品の持つ力強さを感じました。読み進めていくうちに、人の幸せというのはそれぞれの考え方、生き方で自由であり男女によってもさまざまな側面があることを改めて突きつけられました。きっと観だしたら抜けられない、重厚感のある作品になっていくと思います。撮影では、観てくださる方が「自分ならどうするだろう」と考えられる余白を大切にしたいです。緒方の中にある弱さや迷いも含めて、誠実に演じ切れたらと思っています。

原作のファンの方にも納得していただけるよう最終話まで一つひとつ丁寧に演じていきたいと思いますので、ラストまでぜひご覧ください。
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