――動画のお客様が抱えていた髪や髪形の悩みは、どのようなものだと感じましたか?
「髪型そのものよりも『自分に何が似合うのか分からない』『今の自分に自信が持てない』といった気持ちが悩みとして表に出ている方でした。輪郭に対するコンプレックスや、変わりたい気持ちはあるけれど失敗したくない、そういった想いが重なっている印象でした」(中川さん)
――具体的にどのような「似合わせ」の技術を施したのか教えてください。
「骨格・顔立ち・首の長さ・肩幅・雰囲気を総合的に見たうえで、重心の位置や毛流れ、前髪の幅・奥行きを細かく設計しています。単にトレンドを当てはめるのではなく、その方の"今の空気感"に一番フィットするバランスを意識しました。
カウンセリングの際は、まずは『どうなりたいか』よりも、『どんなことが不安か』『普段どんな気分で過ごしているか』を大切に聞いています。要望をそのまま形にするのではなく、安心感と少しの新鮮さを掛け合わせることを意識しています」
――お客様は「エラが張っている」と謙遜されていましたが「お顔の形がすごくきれい」と伝えていたのが印象的でした。「前髪をつくる」「ショートヘアにする」ということにどのような意図がありましたか。
「『エラ』を隠すことを目的にするのではなく、お顔立ちそのもののきれいさをどう活かすかを最優先に考えました。フェイスラインや骨格がとてもきれいな方だったため、中途半端に隠すよりも、出すところは出して引き算で魅せた方が、その方本来の魅力が一番伝わると感じました」
――施術後、お客様からはどのような反応がありましたか。
「鏡を見た瞬間に言葉が出ず、少し間があってから『え、めっちゃいいですね…』と笑顔になってくださいました。
――投稿文にある「もっと細部にも似合わせは存在する」という言葉について、プロとして特に意識しているポイントを教えてください。
「長さやシルエットだけでなく、前髪1mmの幅、もみあげの残し方、毛先の厚み、乾かしたときの動き方など、本当に細かい部分まで似合わせは存在すると考えています」
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