俳優の石田ひかりが、中京テレビ・日本テレビ系全国ネット「水曜プラチナイト」枠新ドラマ『鬼女の棲む家』(4月1日スタート)の主演を務めることが10日、発表された。石田は、SNSで特定と炎上を操る“鬼女(きじょ)”の顔を持つ主婦を演じる。

 鬼女は、SNSに映るわずかな情報から住所や家族構成まで特定し、世に晒して炎上へと追い込む情報社会の鬼。一度標的にされると、社会的信用も人間関係も、人生そのものも焼き尽くされる。既婚女性掲示板(略して“既女”=“鬼女”)で始まった主婦のひまつぶしは、次第に度を越え、時に超人気タレントや大物政治家を破滅に追い込むまでの影響をもつほどに。昼間はごく普通の主婦の仮面をかぶる星野明香里(石田)は、“鬼女”として、歪んだ正義による“私刑という快楽”を貪る。

 ある日、“ヒイラギ”と名乗る謎の人物からDMが届く。「炎上させてほしい人間がいる」という。断れば、正義と狂気が反転する、令和の寓話を送る。

 主人公・星野明香里を演じる石田は、同局系ドラマでは『ナチュラル 愛のゆくえ』(読売テレビ/1996年)以来、およそ30年ぶりの主演となる。

 1986年に映画デビューし、大林宣彦監督作『ふたり』で初出演・初主演を務め、各映画賞の新人賞を受賞。NHK連続テレビ小説『ひらり』、フジテレビ系『あすなろ白書』など数々の作品で主演を務め、人気・実力ともにトップ女優として第一線で活躍してきた。そんな石田が本作で挑むのは、裏で“特定班”として数々の標的を炎上へ追い込み、破滅へと導いていく狂気を秘めた主婦という、これまでにない役柄となる。

 石田は「『なぜ今この作品なのか』『何を届けるべきなのか』を監督・スタッフの皆さまと丁寧に積み上げながら、本当に自分に務まるのだろうかという思いもあるのですが、とても面白い役をいただきましたので、全力でぶつかっていきたいと思っています」と意気込みを語っている。

【コメント全文】
■石田ひかり
――本作へのオファーを受けた際の思いをお聞かせください。
台本を4話までいただいたのですが、あまりのスピード感と面白さに一気に読んでしまいました。驚かされる場面、思わず笑ってしまう場面、そして深く考えさせられるテーマが随所にあり、とても魅力的な物語だと感じています。一方で、非常に繊細で難しいテーマでもありますので、監督・スタッフの皆さまと丁寧にディスカッションを重ねながら、「なぜ今この作品なのか」「何を届けるべきなのか」を積み上げ、じっくりと作り上げていきたいと思いました。

――ご自身が演じられる役の印象は。
ご覧いただく皆さんは、きっと少し驚かれるのではないでしょうか。これまであまり挑戦したことのない役柄で、普段は“良い妻”“良い母”として過ごしているのに、スイッチが入るとまったく違う方向へ暴走してしまう。そんな“表と裏の顔を併せ持つ主婦”を演じます。

今は「本当に自分に務まるだろうか」という思いの方が強いのですが、とても面白い役をいただきましたので、全力でぶつかっていきたいと思っています。

――放送を楽しみにしている視聴者やファンの皆さんへメッセージをお願いします。
挑戦的な作品ではありますが、だからこそ、皆さんにさまざまなことを考えるきっかけを持っていただけるドラマになればと思っています。この作品を通して、世の中が少しでも良い方向へ向かうことを願いながら、大切に作っていきます。ぜひご覧ください。

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