同作は、幕末の京都を舞台に、最強のサムライ集団・新撰組の志士たちの荒々しくも熱い生き様を、ド派手なアクションと、史実に基づきながらも大胆な解釈で描いた人気コミック『ちるらん 新撰組鎮魂歌』(漫画:橋本エイジ氏 原作:梅村真也氏)を原作とする初の実写化ドラマ。
■役に影響したキャスト同士の関係性
――歳三と以蔵は、新撰組の隊士たちとはまたちょっと違って、宿敵であり、剣を交わした盟友という特別な関係でもあります。この関係性をどのように捉えて演じましたか。
山田:ケンティーの人間性含めて、「だから歳三と以蔵の関係性ができるよな」と思いました。ケンティーとはアクション練習で初めましてで、練習していく中で使う言葉とか立ち振る舞いがおもしろくて大好きになっちゃって(笑)。
でもそれは、いろんなことを乗り越えて、自分がどうやってこの世界にいることが正しいかというのを、すごく明るく正しい方向性で見つけてきたんだと思うんです。僕は長年一緒にいるわけじゃないけど、ものすごい努力といろんなトライアンドエラーがあったんだろうなというところまでにじみ出ていて、すっごく好きになっちゃって、会うのが楽しみになって…。
中島:うれしい。
山田:歳三も以蔵のことを「あいつすげえいいやつだから」って言うんですけど、まさにそうなんですよ!(笑)。キャスト同士の化学反応ってこういうことだよなと思って、アクションシーンでも自然に出てくるんです。普通に喧嘩なのに、殺し合いなのに、「楽しい!」って思っちゃう。刀を交えるからこそ、相手のことを分かっていく。
中島:ありがたいですね。昔『ストロボ・エッジ』(2015年公開)という映画で安堂という役を山田くんが演じているんですけど、…ちょっとこの話をしたら山田くんはくすぐったいかもしれないんですけど、約10年前の恋愛の作品で、安堂が主人公の仁菜子に対して「好きだよ」っていうセリフがあるんですけど、そのセリフがマジで“コク”があって。
山田:あははは(笑)。俺のこと「コクがある」っていうの、何?(笑)。ずっと言うんですよ。「山田くんってさ、なんかコクがあるよね」って。なんなのそれ?(笑)。
中島:言葉の空気感もそうだし、雰囲気もそうなんですけど、なんか“コク”があるなと思って。
山田:俺、カレーなの?
中島:2日目とかもおいしいじゃないですか、カレーって。人間としても2日目以上の“コク”が出ていて、会話とか、使う言葉とか、相手との距離の測り方、間合いの取り方。武士もそうですし、土方もそうだと思いますけど、山田くんも、相手に対しての接し方が確立された中で、相手に対してどう向き合うかっていうのを瞬時に判断しているんですよね。
最初“コク”を言葉から感じて、それが『ストロボ・エッジ』の安堂だったんですよ。1回話してみたいなってずっと思っていたけど、なかなか会うタイミングなくて。5年前ぐらいにフジテレビの『クイズ!ドレミファドン!』でご一緒したとき、やっぱりおもしろかったんです。席がめちゃめちゃ離れていたんだけど、「おもしろいなこの人」ってずっと思ってて。
山田:そのときも“コク”を感じてたの?
中島:めっちゃ感じてた!本当に“コク”しかなかった。それで伝えたかったの。それで直接本人に伝えないとダメだなと思って、メイク中に「コクあるよね」って言ったら、それを無下にせずに「あ、コクかぁ。何それ?(笑)」みたいな感じでおもしろく受け入れてくれて。僕がずっと山田くんに持っていた印象だったから。“コク”というのは“深み”なんだよね。
山田:だったら“深み”って言った方が分かりやすいよね(笑)。
中島:ラジオもめちゃくちゃ好きなの。超聞いていて、すごくおもしろいんです。こんなにおもしろい人が役になると全然違う表情を見せて、すごくシリアスな表情もできる。僕はアイドルももちろんやっているんですけど、俳優活動の中で、思いっきり飛び込める人、飛び込めない人というのは二極化していて、山田くんは思いっきり飛び込める人だった。この人の前だったらどんな恥かいてもいいし、この人の前だったら「助けて」って言えるし、この人の前だったら全力を出せるなっていう人だったから、本当に相手が山田くんでよかった。
山田:うれしい。
中島:めちゃくちゃ仲悪かったら仲悪いで、きっと別にいいんだろうなと思ってた。だけど、すごく仲良くなっちゃったから、土方歳三と岡田以蔵のような関係になれて、役もそうだし、実生活もちゃんと近くなれて良かったなって。役者として、人間として、このご縁に感謝だなと思っています。
山田:ケンティーだから以蔵との別れがものすごく悲しくなれた。
中島:わかる。俺もすごく悲しかった。
山田:いや、本当に。…(記者に向かって)すみませんね、イチャイチャを…。
(会場爆笑)
中島:ハイパーホッケーでもね、タッグ組んで…。(1月放送『それSnow Manにやらせて下さい新春SP』「フレンドパーク」企画に『ちるらん』チームで出演)
山田:勝ちたかったよね。
中島:でもいい年始だったよね。
山田:うん、いい戦いだった。
――では最後に一言ずつお願いします。
山田:とにかく現場の熱量も熱かったので、ものすごくワクワク、ハラハラする熱いものを受け取ってもらえるかなと思います。アクションだけじゃなく、新撰組というものがどういう経緯があって、何を抱えて生きてきたのかも描かれているので、1人1人のキャラクターが生き生きしていて楽しめるソードアクションエンタメです。まず2夜連続の前後編から楽しんでいただき、U-NEXTを1話から最終話まで追いかけていただけたらうれしいなと思います。
中島:本当に待ち遠しかったというか、ずっと楽しみにしていたこの作品のオンエアで、ここから“ちるらんエンターテインメント”が始まることを本当に楽しみにしています。
山田:俺、“コク俳優”なんだ。気づかなかった、ケンティーに言われるまで(笑)。
中島:(笑)本当に僕が大好きな役者さんなので、自分もこの作品を盛り上げられるように頑張っていきたいなと思っています。

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