NHK連続テレビ小説『ばけばけ』の最終回を前に13日、次作『風、薫る』とのバトンタッチセレモニーが東京・渋谷のNHK放送センターで行われた。『ばけばけ』主演の高石あかりと、『風、薫る』で主演を務める見上愛、上坂樹里が登場し、プレゼント交換やバトンパスを実施。
新旧ヒロインが作品への思いや撮影の裏側を語った。

 2026年3月27日に最終回を迎える『ばけばけ』に続き、30日からは見上と上坂が主演する『風、薫る』が放送開始となる。同セレモニーでは、作品ゆかりの品を贈り合うプレゼント交換も行われ、『ばけばけ』で主人公・トキの夫役を演じたトミー・バストウもゲストとして参加した。

 『風、薫る』で一ノ瀬りんを演じる見上愛は、撮影を振り返り「撮影はすごく楽しくて、最初の会見の時に『いい現場をつくりたいです』と話したのをスタッフやキャストの方々みんなでかなえようとしてくれています。いい作品を作ろうという思いもそうですし、現場が心穏やかでいられる場所であるように全員が努めてくれているので、そういう作品がもうちょっとで皆様のもとへ届くと思うと楽しみですし、ちょっと緊張もしています」と語った。

 大家直美役の上坂樹里も「毎日キャストの皆さんや温かいスタッフさんの優しさに包まれながら撮影しているのですが、約半年たって、いよいよ放送が近づいてくるということと、今日このバトンタッチ式を迎えたんだということが一気に実感として湧いてきて、本当に夢のような時間だなと思います」と現在の心境を明かした。

 一方、『ばけばけ』で松野トキを演じた高石あかりは作品について「たくさんの方に携わっていただいて、『こんなにも愛されている作品ってあるんだろうか』と思うほど、全員が全力でこだわりをもって作った作品だったので、そんな作品に携われてよかったと思いますし、最後まで見ている人たちにそれが届けばいいなと思います」と語った。

 また、見上から撮影中の印象的な出来事を聞かれた高石は「皆さんとのお芝居で得られるものが多く、目を見ただけで鳥肌が立つような瞬間がたくさんあったのですが、ヘブン役のトミーさんと色んなシーンを撮るなかで、トキとしてヘブンとして生きているからこそ、見せようとしない勝手に出てくるお芝居がどんどん出てきて。それがこのあと放送されるのですが、より深いものが撮れていると思うので、それを見ていただけたらいいなと思います」と語り、放送への期待を込めた。

 バトンタッチ後、高石は「胸がいっぱいです。バトンを今田さんからいただいた時のことを思い出して、だからこそいま重みがすごくて。いただいた時とは違う感覚で、バトンを渡す経験をいただけてうれしいです。
とにかく『風、薫る』が楽しみすぎて、その気持ちがバトンに乗っていたらいいなと思います」とコメント。

 見上は「私たちは1人に対して2人で受け取っているので、物理的には重さは軽いはずなんですけど、すごく重いものを受け取った気持ちになりましたし、放送が始まるんだという実感がわいてきました。」と語り、上坂も「歴代の皆さまから受け継がれてきたこのバトンの重みを肌で感じました。このあと放送も始まりますし撮影も続きますけど、この重みを忘れずに私も最後まで駆け抜けて、次につなげられるようにしっかりと頑張りたいと思います」と決意を語った。
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