WEST.の藤井流星が主演、Travis Japan七五三掛龍也が共演するテレビ朝日系オシドラサタデー『ぜんぶ、あなたのためだから』(毎週土曜 後11:00)が14日、最終話を迎えた。

 作家・夏原エヰジ氏の小説を実写化した今作。
結婚式の最中に毒に倒れた新婦・沙也香…誰が沙也香(井桁弘恵)に毒を盛ったのか、犯人捜しに乗り出した新郎・林田和臣(藤井)と、結婚式にいたカメラマンの桜庭蒼玉(七五三掛)。犯人は結婚式に出席していた参列者の中にいるのか。次々と明らかになる、親友たちや母の偽善ぶり、さらには沙也香の驚がくの過去も見え隠れしてきて…というあらすじ。

 最終話では上野帆花(なえなの)の犯行と、沙也香(井桁弘恵)のドス黒い過去が白日の元にさらされ、まさに地獄絵図と化した結婚披露宴。参列者が固唾をのんで見つめる中、汚れたウエディングドレス姿のまま外に飛び出した沙也香は、スキップで広場を踊り回り、まるで人が変わってしまったかのような状況に…。

 しかし、その行動の真意は…和臣(藤井流星)の気持ちを試すための沙也香によるテストだったのだ。式の直前に送られてきていた怪文書も、自殺未遂騒ぎも、すべて沙也香が仕組んだ自作自演――「そういうの恩着せがましいっていうんだよ!」「本当はずっとムカついてた!」「あんたが好きなのは私じゃない、弱い女を支えてやってる“俺”なんだよ!」――沙也香の畳み掛けるような罵詈雑言に、全視聴者ががく然。すべてが崩れ落ちる衝撃展開が話題を呼んだ。

 そして鈴木愛理が演じた森あきらの存在。なんとあきらは、和臣の元妻だった。最終回にして明かされた最大級の衝撃事実――学生時代から付き合い、結婚した和臣とあきらでしたが、あきらはもともとメンタルが弱く、それが和臣の“支えたい欲”を存分に掻き立てていたそう。しかし、結婚後に心身ともに丈夫になった妻を見た和臣は、なんとあきらを捨てるという決心をしていた。


 「正義のヒーローでいられなくなっちゃうもんね!」「ぜんぶ、愛する沙也香のため」と言いながら、実は自分が満たされるためにやっているだけだった和臣。元妻&現妻に突きつけられた鋭い言葉のナイフで、“自己満オトコ”のメンタルとプライドはボロボロに…。そしてラストシーンでは、また別の女性と3度目の結婚をする和臣の姿が映り、自分の快感を“愛する人のため”と勘違いする和臣の本性がさらされた。

 そしてトドメの一撃となったのが、桜庭(七五三掛)に隠されていたブラックな本性――偽善者と毒親に、逆恨み女と勘違い夫…ととんでもない登場人物だらけの今作の中で、唯一と言っていい“マトモな人”に見えていた桜庭だったが…。

 実は、結婚披露宴で沙也香が血を吐いて倒れるところからはじまったこのサスペンス、しかし、結婚式前撮りで桜庭が「旦那さんの愛情が本物かどうかテストしてみてはどうですか」と沙也香に声をかけ、沙也香が抱いていた和臣に対する“疑心暗鬼”を刺激していたところから、物語はスタートしていたのだ。

 和臣のバディとして、ともに犯人捜しをしてきた桜庭のあらぬドSな本性が判明。桜庭の本性、それは全て「自分のため」に他人を利用する、シニカルでサディスティックなカメラマンでした。自身がカメラマンとして大成するための被写体として沙也香を自分に従わせ、都合よく利用するために、和臣との仲を破綻させて楽しんでいたのだった。

 衝撃尽くしの最終回を終え、藤井と七五三掛からコメントが到着。桜庭の本性が明かされ、「桜庭そんなことしてたの?が一番驚き」と藤井。すると七五三掛も「最後のシーンは撮影しながらも“桜庭こわっ!”って思っていました」と返し、2人にとっても衝撃だったことをうかがわせた。

 七五三掛との初共演を振り返った藤井は、「次にしめちゃんと共演するときはまったくテイストの異なるコメディーもやってみたい」と展望を。
「しめちゃんとコメディーをやるか、Travis Japanのメンバー全員との共演を制覇するか…」と野望を語った。

 一方、ドラマのビジュアルデザインについて「ドラマのビジュアルも桜庭の目線が実は沙也香を向いていたり、ウエディングドレスを触っていたりするんです」と七五三掛。「伏線が張られていたので、ぜひ見直してみてください!」と今だから言える秘密を明かした。

 そんな伏線をあらためて確認できる、Blu-ray BOXが9月30日に発売決定。第1話から第10話(最終回)までの本編はもちろんのこと、メイキング映像など、ここだけの貴重映像も多数収録される。
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