元スピードスケート金メダリストの高木菜那(※高ははしごだか、33)が22日、都内で行われた自著『7回転んでも8回起きる』(徳間書店)取材会に出席。妹・高木美帆(※高=はしごだか)から絶賛されたことや、変化しつつある姉妹の関係性について語った。


 出版のきっかけは元ハンマー投げ選手・室伏広治の「せっかくなら本を出した方がいいよ」という言葉。同書では冬季オリンピックに3回出場した菜那の心の内と半生がつづられている。スケートとの出会い、妹・美帆との周囲からの比較、五輪への厳しい道のり、歓喜に震えた金メダルの景色、追い込まれていった3回目の五輪、金メダル目前での衝撃の転倒、引退してからの日々など、自らの言葉でありのままにしたためている。

 菜那はミラノ・コルティナオリンピックが終わり、世界オールラウンド選手権が開催される前に美帆に著書を渡したという。すでに引退表明していた美帆に対して「一区切りをつけるレースへの気持ち(の整理)や、親の心も見えて良いのかなと思って」と心の内を語った。美帆からは「お姉ちゃんの日記みたい。でも自分の心や気持ちをさらけ出すのってなかなか難しいけど、それを言葉にできるっていうのは才能」と絶賛されたエピソードを披露した。

 続けて「美帆に執着していた。それが私の原動力でもあった」と語り、「お互いがリスペクトしているから成り立っている」と力を込めた。さらに姉妹の関係性が少しずつ変わっていることについても触れ、「引退してからより仲良くなり、違う関係性が始まったと感じています」と口にした。「この本を書いたことで、私にとって美帆は家族としても大事な存在だということに改めて気付き、今は新しい関係を歩み始めてる感じがします。『どんなに近くても知らなかったことや、あの時に感じていたことは本を読んだからこそ分かった』と聞いています。
そんなところもお互いに知れて良かったです」と笑顔を見せた。
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