■花粉が肌のバリア機能にも影響、“いつもどおり”のケアだけでなく…
――花粉症の時期は肌が肌荒れすることも多いようです。化粧水などの“いつものスキンケア”を変えるべきか、それとも変えないほうがいいのか? どちらでしょう?
「あまり知られていないことですが、花粉は肌のバリア機能に影響を及ぼします。とくにこの時期は蓄積された冬の乾燥ダメージに加え、寒暖差や紫外線の増加が重なって肌のバリア機能が低下しやすく、少しの刺激でもトラブルが生じやすい状態になっています。いつも使っている化粧水が染みる…などの症状がある場合は、低刺激のものに変えていただくなど、いつものスキンケアを無理に使用するのは避けていただければと思います」
――変えてもいいんですね。ちなみに、鼻のかみすぎで周りの皮膚が赤くカサカサしたり、痛がゆくなったりする場合は?
「赤くカサカサしている、痛がゆい場合は、OTC医薬品の塗り薬などでのケアをおすすめします。たとえば、裂けるなど症状が悪化している場合は、病院を受診いただくのが良いかと思います。鼻のかみすぎや摩擦・こすれによる症状に効く『メンソレータム メディクイックN軟膏』は、1日数回使用できるもの。朝と晩のスキンケアの最後に鼻まわりに塗って、生活シーンに合わせて無理のない範囲で取り入れていただくことができます」
――薬はスキンケアの“前”に塗るものだと思っていました。
「薬は“症状が出ているところにだけ”塗るのが基本なので、スキンケアの最後に塗ることをおすすめします。最初に塗ってしまうと、化粧水や乳液などを重ねるうちに、必要のないところにまで薬が広がってしまう可能性があるためです」
――ダメージを与えない鼻のかみ方ってあるのでしょうか?
「花粉のなどデリケートな時期にも使いやすいティッシュなどを使って鼻をかんでいただくことも、ダメージ軽減のひと工夫になるかと思います。
――帰宅後、花粉を落とすために顔をゴシゴシ洗うのは逆効果でしょうか? 洗い方のアドバイスがあればお願いします。
「ゴシゴシ洗うと摩擦が生まれ、肌を傷つけて、乾燥などの肌ダメージの原因にもなるため、避けていただきたいです。まずは優しく洗っていただくことが大前提。顔をゴシゴシ洗いたくなる方は、例えば泡タイプの『肌ラボ 極潤 ヒアルロン泡洗顔』でやさしく洗っていただくことをおすすめします。こちらは、肌への優しさを考慮したシンプルな処方設計。うるおいを守りながら汚れを落とすことができるので、花粉症のシーズンにはおすすめです」
――花粉で肌が敏感な時、日焼け止めはどうですか? 刺激になる気もしますが…。
「肌が敏感なときでも、日やけ止めを使っていただくことをおすすめします。紫外線は肌のバリア機能を壊す原因にもなるので、花粉で肌が敏感なときは、敏感肌向けの低刺激な商品を選んでいただくことをおすすめします」
――バリア機能が低下して、花粉や外部刺激を感じやすくなっているこの季節、肌に有効な成分はありますか?
「当社の研究では、セラミドが肌のバリア機能を支える重要な成分の一つであることが確認されています。花粉の影響を感じやすいこの時期は、目や鼻だけでなく、肌も外部刺激から守るという視点でケアを見直すことが大切です。そこで2017年に、乾燥や敏感肌に悩む方に向けた『ケアセラAP』シリーズが誕生しました。
(文:河上いつ子)
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