今年は、昭和元年から数えて満100年を迎える節目の年。
スタジオには俳優・木村佳乃のほか、今年芸能活動50周年を迎える俳優・名取裕子、早稲田大学社会科学総合学術院の野口智雄教授が登場。多角的な視点から昭和100年の歩みを振り返る。
番組では16人の専門家にアンケート調査を実施し、昭和100年の間に生まれた代表的なヒット商品を10年ごとに選出。昭和2年に子どもたちの栄養不足を救った栄養菓子「グリコ」から、2025年に人気爆発した「ミャクミャク」まで、100年分のヒット商品史を一気に紹介する。また、太平洋戦争の影響が深刻化した昭和17~20年には、多くの企業の工場が軍需工場となり、《ヒット商品が生まれなかった》という事実も明かされる。
野口教授は「ヒット商品は、その時代の日本人が抱えていた不満や不足、あるいは憧れがマッチングしたときに生まれる」と解説。戦争、復興、高度成長期、バブル、デジタル革命、震災、パンデミックといった時代ごとに、人々が抱いた“欲望”に迫っていく。
さらに、戦後の昭和20年に360万部の爆発的ヒットとなった「日米会話手帳」にも注目。GHQ占領下で“敵国”だった相手とコミュニケーションを取るために出版された背景や中身を紹介し、この“手のひら返し”ともいえるヒットから、日本人独自の柔軟性や適応力の強さが浮かび上がる。
スタジオでは昭和40~50年代の一般家庭の居間を再現。当時の定番インテリアである珠のれんや、黒電話にかけられたレースカバーに一同は「当時はどこの家庭にもあったね」と盛り上がるほか、懐中電灯のような見た目の“謎の装置”の正体にも迫る。
そして最後には、野口教授が未来のヒット商品を大胆予測。AIロボットの時代が到来するのか、その答えが番組内で示される。
ヒット商品から昭和100年を振り返ったタモリは、「こんなにさまざまな流行が生まれるのは、日本ならではかもしれません。日本人はヒットを生み出す発想力が豊かで、技術力も高いですから」と分析。「やはり時代とともにヒット商品が違ってくるので、それを見ると面白いですね。昭和20年から30年代にかけては“家事からの解放”という意味合いが強いですが、2000年代のヒット商品の奥底にあるのはまったく違う人々の心理です。ヒットの裏には社会の形があらわれる」とアピールした。

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