同作は、大関和さんと鈴木雅さんという2人のトレインドナースモチーフにした物語。考え方もやり方も異なる主人公・一ノ瀬りんと大家直美が同じ看護婦養成所を卒業し、患者や医師との向き合い方に悩みながら成長していく姿を描く。やがて最強のバディとなる2人が、明治という激動の時代の中で看護の世界に飛び込み、人々を守るために奔走する。
主人公・一ノ瀬りんを演じる見上は、劇中で披露する“看護服”について、看護学校時代と看護婦なってからで衣装が変化する点に触れ「明治時代はまだ着物や日本髪が普通だったが、外国の先生の意見を取り入れて洋服になり、清潔さを保つため髪型も変わっていった」と説明。髪型を変えるシーンの撮影では「厳しい家で育ってきた子たちが、新しい西洋の価値観を取り入れて看護をやっていくという気合いの入る場面だった」と振り返った。
看護という仕事への印象も撮影を通して大きく変化したという。見上は「シーツの敷き方や包帯の巻き方など、さりげなく見える動きが本当に難しかった。患者さんのために細かい部分まで気を配る必要があり、より尊敬の念が高まった」と語った。
もう一人の主人公・大家直美を演じる上坂も「初めて衣装を見た時は素直に『可愛い』と思った」と振り返る。序盤では着物での撮影が多かった中、看護服に変わったことで「世界がまた変わったと感じた」といい、「時代が大きく変わっていく中で、りんと直美が看護の道を切り拓く大きな出来事だと思った」と語った。稽古では包帯の練習などを重ね「何度やっても難しい。医療従事者の方々への敬意がさらに深まった」と話した。
半年以上に及ぶ撮影についても言及。大河ドラマ『光る君へ』で中宮・彰子を演じた見上は、「人はすぐに大きく変わるわけではなく、出会いや出来事の積み重ねで少しずつ変わっていく。その成長をやりすぎず自然に表現することを意識している」と語り、「今も悩みながら撮影している」と明かした。
上坂は、長期間にわたり同じ役を演じる経験が初めてだといい、作中序盤から中盤にかけてのキャラクターの変化を、些細な演じ分けで表現する難しさを痛感しているといい「初心に戻って第1週の台本を読み直している」と語り、変わらない部分を大切にしながら役と向き合っていると明かした。
互いの第一印象について見上は、初対面の上坂を「透明感があり真っ白な印象だった」と振り返り、「樹里ちゃんが直美の色になっていくのを隣で見られるのは幸せだと思ったし、すごく柔らかい雰囲気の中に強い芯の強さを感じた。それは直美に通ずるところかな」と回想。一方で上坂は見上について「隣にいるだけで心強い。最初にお会いしたときから太陽みたいな人だなと思いました」と語り、現場でも周囲を巻き込む姿勢に助けられているという。
半年間の撮影を経て、2人の距離は自然と縮まった。見上は「掃除が苦手なところや食べ物の好みが似ている」と笑いながら告白。撮影現場では看護稽古の練習を一緒に行うなど、長い時間を共にする中でバディとしての関係が深まっているという。
見上は“朝ドラ”の魅力について「朝の過ごし方はその1日を左右する大事な時間。

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