5月をもって閉館する大阪松竹座(大阪市中央区)さよなら公演『御名残四月大歌舞伎』(4月3日~26日)、『御名残五月大歌舞伎』(5月2日~26日)に向けて29日、歌舞伎俳優たちが道頓堀に集結。芝居の街に感謝を込めて「大阪松竹座 御名残道頓堀お練り」が開催された。


 大阪松竹座前から堺筋に続く道頓堀には約5000人の観衆。堺筋側から人力車全16台がずらりと並び、俳優21人、隊列総勢約40人のお練りの隊列が堺筋から御堂筋に向かってゆっくりと進行すると、沿道から俳優の屋号が飛び交った。

 劇場前での式典では、松竹の迫本淳一会長をはじめ、人力車で劇場に乗り込んだ俳優たちが次々にあいさつ。

 片岡仁左衛門は「本日は大勢様お集まりいただきましてありがとうございます。大阪松竹座は一度閉まりますが、御名残公演は“お休み公演”と思っております。必ず道頓堀にまた芝居小屋が立つと思っております。4月5月、この2ヶ月間役者も頑張りますので、ぜひともお足をお運びくださいませ。よろしくお願い申し上げます」と語った。

 そして、仁左衛門が「世界平和、皆さまのご多幸、そしてまた道頓堀に劇場が立つことを祈念いたしまして皆様と共に手を締めたいと思います」と声を掛け、大観衆と一緒に大阪締め。「御名残道頓堀お練り」劇場前式典が終了した。
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