中村は幼少期から絵画教室で油絵を学び、大学でも芸術学部で油絵を専攻。水彩画、スプレーアート、デジタルアートなど多彩な表現で作品制作に取り組み、テレビなどでもたびたび披露。自身が所属するグループのコンサートロゴや装飾なども手掛けてきた。
同展では、幼少期から長きにわたり中村の内奥で築かれてきた、いわば“想創禁足域”へのepisode0。描き下ろされた新作はもちろんのこと、これまで描きためてきたスケートボードやスノーボード、和×サイバーパンクで織りなすキャンバス作品、『ReBELiUM』の世界観を象徴するキャラクターの立体造形まで渾身の作品の数々を展示している。
念願の個展にあたり「会社の大人の方に自分で自分の作品をファイルにして何度かプレゼンした」と自ら働きかけたといい「無事に関係者、いつも応援してくださる皆さんに楽しんでもらうことが目標なので、そのステップを踏めることができて安心。絶対に成功させたい」と見据えた。
「作品自体はいつかやりたいと個展に向けて数年間描いていたんですが、具体的に着工したのは去年の春。会場下見をしたり打ち合わせを重ねたり…」と準備を重ね、「グッズの裏に使う紙やシールの素材まで、皆さまが想像できる範囲を超えてチェックさせてもらった。こんなにあるのかと大変でした。でもそれだけこだわりも詰められているので愛も深くなっている。
会場施工は昨晩のギリギリまで行い「打ち合わせから会場づくりまで形になっていく過程は楽しかった」と満喫。70点以上の力作が連なるなかで「今回の個展の作品で1番大きいのはF120というキャンバスを2個並べて2、3メートル弱、自分の人生のなかでも圧倒的に1番大きいメディアで描いている。いっぱい書き溜めたスケボーは展示方法も相まって自分にしかできない作品になっている」と自信をみせる。
架空の鉱石や正体不明のアーティスト、スラング…などといった独自の世界観全開の個展では空間デザインも自らが考案し、没入感のある体験型コンテンツに。「皆さんにこの世界の住人になってほしいですし、この世界を拡張していきたい。次の構想をもう練っています」と意欲をみせる。
一方で「(自分は)めちゃくちゃ厨二病。なんでこんなストーリーがスラスラ思い浮かぶんだろう(笑)」と自虐も。アートとは「僕にとって楽しむこと、自由に楽しむもの。自分にとってただ楽しむもの。でも誰かの心を動かす可能性があるすごいもの。

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