歌舞伎俳優の市川團十郎(48)が1日、都内で開催された2026年度セイコーグループ入社式囲み取材に登壇。先月明らかになった大阪松竹座の“存続協議”の報道について言及した。


 報道陣に大阪松竹座について問われ團十郎は「聞いてましたけど、どうなんですかね」と今後はどうなっていくか把握していない様子。「変わらずにあってくださることは松竹座を愛する人にとってはありがたい。どういう形で復活するのかなって」と思いを語った。

 続けて「日本の文化に携わる人間は変わらず普遍的であってもらい、その中で文化、エンターテイメント、芸術を国民の方々が楽しめるよう、より良い形になっていっていただければ」と期待を込めた。

 道頓堀エリアにある大阪松竹座ビルは、1923(大正12)年に活動写真館(映画館)として開業、97年(平成9年)には演劇の劇場として新開場し、多彩な興行を続けてきた。関西初の本格的な洋式劇場であり、ネオ・ルネッサンス様式の特徴的な正面ファサードで、空襲も乗り越えるなど、道頓堀のシンボルの一つとして愛されてきた。関西の歌舞伎や多彩な舞台、さらに関西ジュニアの拠点ともなっている。

 松竹は3月31日、5月に閉館予定の「大阪松竹座」について、新たな方針を発表。「新開場からおよそ30年の経過に伴う諸設備の老朽化等により、現施設のままでの劇場運営は困難となりましたことで、この度の閉館の判断に至りましたが、大阪府・大阪市との対話を重ね、今まで果たしてきた役割の歴史は何らかの手立てを尽くして継続していくべきとの結論に至りました」と伝えている。
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