お笑いコンビ・真空ジェシカのガクが28日、都内で自身の初エッセイ集『饅頭以外ぜんぶこわい』(新潮社)の刊行記念の記者発表会を開いた。

 冒頭に行われたフォトセッションでは存在しないギャグ「ハーフピース」を披露し、笑いを誘ったガク。
発売が決まった際の心境を問われると「売れるワケないだろう、と。ガクが本を書いて誰が読むんだと思いました」とぶっちゃけていた。

 1番つらかったこともトーク。「何を書いたらいいかわかんない時もあった。『夏が怖い』みたいなのを書いたんですよ。『夏が怖い』と書いた後に、これは春夏秋冬で全部いけるじゃんと思って、その後『秋が怖い』と書こうと思ったら『そんな楽をするのやめろ』と丸々ボツになってしまった。楽はできなかったですね。とても厳しい戦いでした」と苦笑いを浮かべた。

 一方、うれしかったことも。「例えば仲良い芸人だと吉住とか、今泉(力哉)さんに書評みたいなものを書いていただいた。今泉さんと会った時に僕の方が弱いのに、ネタを書いてたりとか、何かをクリエイトしている人たちと同じ目線で『締め切り怖い』とかの話をできるプラスなことはありました。クリエイターと共感できるものは生まれたのはうれしかったです」と喜んだ。


 また、司会から「エッセイを書くことで、改めて自分のことを理解するきっかけにもなったと思います。執筆の過程でご自身の性質について気がついたこと、あとエッセイを書くことでお笑いの活動の中で反映されたことはありますでしょうか?」という質問が。ガクは「お笑いには生きていません。テレビとかでしゃべった話とかも書いてある。それを丁寧に書くことで、その話は封印みたいな気持ちで書いた部分もあります。『これは書いたからテレビではしない』と」と説明。続けて「なんて言いましたっけ?」とガクは質問の内容を確認。自身の性質についての質問だと理解し、ガクは「これを書いていて、お弁当を食べる時とかにいろんなおかずあるヤツとかだといっぺんに食べれないとか、いろんなところでもそうだなと思って。だから今も2つの質問をいっぺんにするのやめてほしい。2個されても、わかんないから。こういうのが苦手なんだっていうのは気づきました」とシングルタスクだったことがわかったようで「1個ずつ質問してください」とお願いして笑いを誘っていた。

 『饅頭以外ぜんぶこわい』は、運動神経も生活力もゼロなガクが引っ越しの手続きやアルバイトの面接など、どうしてもうまくいかない「みんなができること」への怖さについて書いた一冊。
話題になった相方・川北さんの普通ではない結婚式のエピソードや昨年のM-1の舞台の裏側まで、あらゆることに怯えながらもなんとか生きていくガクの姿に、共感できる内容に。書き下ろし「M-1が怖い」も収録している。
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