「プリキュアが終わるときは、この世界の滅亡」

 アニメ『映画名探偵プリキュア!不思議な庭と2人の秘密』(公開中)のスタッフトークイベントが29日、都内で行われ、上田華子監督、東映アニメーション・中川真緒プロデューサー、ABCアニメーション・多田香奈子プロデューサーが登壇。多田プロデューサーが、「プリキュア」シリーズが長く愛され続ける理由を語った。


 シリーズに16、17年ほど携わってきたという多田プロデューサーは、「プリキュアとは何なのかと考える機会が、すごくたくさんあります」と告白。長寿シリーズとなった理由について考えた結果、「大きな理由の一つは、プリキュアはずっと“きれいごと”を言い続けていること。これが一番大きな要素なんじゃないかなと思っています」と持論を明かした。

 続けて、「きれいごとは、正直、今の時代は煙たがられることの方が多いと思います。でも、プリキュアだけは、いつ何時もきれいごとを言い続けている」と力説。「私は、もしプリキュアがきれいごとを言わなくなったら、この世界は滅亡すると思っています。プリキュアが終わるときは、この世界の滅亡です」と強い言葉で思いを伝えた。

 さらに、「プリキュアが一生きれいごとを言い続け、それがたくさんの子どもたちから大人まで波及する。そんな世界を、ずっとイメージし続けてほしいです」と観客へ呼びかけ、「ここにいる400人ぐらいの皆さんが、そういう思いを持つだけでも、世界は少しずつ変わっていきます」と締めくくった。

 本作は、街で相次ぐ「バツ印事件」を追う名探偵プリキュアが、妖精のレインから依頼を受け、不思議な場所「かりんの庭」に隠された秘密に迫る物語。28日時点で興行収入13億1985万円、観客動員103万1173人を記録し、「プリキュア」シリーズの単独映画として歴代1位となっている。
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