フリーランスは好きなときに働いて、好きなときに休めます。しかし裏を返せば自己管理ができないと大変だということ。
では自己管理はどのようにすればいいのでしょうか。漫画家兼VTuberとして活動する矢野トシノリさんは、まさかの解決策を実行しています。
矢野さんはこのほどXに「漫画家ワイ、会社員気分を味わうために、タイムカードを導入」と投稿して注目を集めました。投稿には「タイムカードを導入」の言葉通り、グレーのボディをしたタイムレコーダーと、そこに刺さった新品のタイムカードの写真が添えられています。

背景は何気ない部屋の一角ですが、この特徴的な機械があるだけで世界観は一気にオフィスのように。気が引き締まる光景です。
会社員時代の筆者はWeb上での勤怠管理が基本でしたが、大学時代のアルバイトは基本的に紙のカードで管理されていました。
Webの勤怠管理は楽ではあるのですが、紙の方が「仕事が始まるぞ!/終わったぞ!」感があって好きでした。ガガガ……という打刻の音がなんとも言えない心地よさなんですよね。
矢野さんも「(Web勤怠だと)味気ないのであえてガッチャン!てしてみたかった」と話しています。

投稿には「会社員気分を味わうために」と書かれているものの、矢野さんの本当の目的としては「ちゃんと勤務時間付けて自己管理するため」。
冒頭にも書いたとおり漫画家やライターなどフリーランスの仕事は、ぬるりと始まって、ぬるりと終わりがち。公私の境が曖昧になるので、うっかりすると心身ともに悪影響が出かねません。
その点、タイムカードを導入すると生活にメリハリを与えてくれますし、何より自分の労働時間が可視化される!会社員ロールプレイとして楽しみつつ、仕事の質をあげてくれる画期的なアイデアです。
矢野さん自身「フリーランスはぐずぐずになりがちなんで、これできちっとすると気分がいいですねー」と述べていますし、投稿にも「多分それ凄い大事な習慣になると思う」「これで気持ちの切り替えができるならいいかも」といった共感の声が集まっています。
タイムレコーダーやカード自体はネットやホームセンターで手軽に購入できるとのことで、思い立ったら今日にでも始められそう。
フリーランスの方々は、ぜひ導入を検討してみては。
ただしくれぐれも自己管理に縛られるあまり「打刻する前に仕事を始める」「打刻をしてから仕事に戻る」などして、セルフブラック企業を立ち上げてしまわないよう、注意してください。
漫画家ワイ
会社員気分を味わうために
タイムカードを導入 pic.twitter.com/tEOOgAR7zf
— 矢野トシノリ@c106日曜日南m23ab (@hosimaki) June 24, 2025
<記事化協力>
「矢野トシノリ@c106日曜日南m23ab」さん(@hosimaki)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025062604.html