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 エースコックが“たこ焼きを焼そばにする”という、ありそうでなかった一手を繰り出してきました。8月4日発売の新商品、その名も「大阪たこ焼き味 焼そば」。

メーカー希望小売価格は256円(税抜)です。


 これは試すしかないでしょう……!


■ 新開発した「たこ焼き風具材」入り!気になるお味は……?

 大阪に本社を構えるエースコックが、“大阪らしさ”にこだわって作った今回の商品。赤青白の色が配された、食い倒れ感があるパッケージからもそれが強く伝わってきます。


 大阪弁で「めっちゃうまいで~」という吹き出しがついているなど、食べる前からすでにコテコテです。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
「大阪たこ焼き味 焼そば」


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
コテコテなパッケージ


 そんな本商品の注目ポイントは、新たに開発された「たこ焼き風具材」。ふんわりとした食感のたこ風味卵加工品だそうです。パッケージを見てみると、まんまたこ焼きな具材が麺の上に……本当にこれが入ってるの?


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ焼き風具材入り


 今まで見たことがないカップ焼そばの具にワクワクしながら、まずは開封。中身は上述した「たこ焼き風具材」(かやく)と、焼そばソース、ふりかけの3種類です。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
中身は3種類


 たこ焼き風具材の見た目は、他社のカップ麺に入っているたまごトッピングによく似た黄色の球形。これが3つ入っています。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ焼き風具材


 まずはこのたこ焼き風具材を麺の上に開け、熱湯を注ぎます。湯戻しの時間は4分。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ焼き風具材は3つ


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
湯戻し時間は4分


 4分たったら湯切り口から湯を捨てて、焼そばソースを投入。

しっかり混ぜた後にふりかけをかけて完成です。


 顔を近づけて匂いを嗅いでみると、しっかりたこ焼きを感じます。「焼そば」と「たこ焼き」どちらもソース系の食べ物なので、あまり味や香りに変わりがないのではと思ったのですが、完全に別物。香りを嗅いだだけなら、こいつは焼そばの見た目をしたたこ焼きです。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
完成


 箸をとって、まずは一番気になるたこ焼き風具材を食べてみます。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ焼き風具材は少ししぼんだ


 袋に入った状態ではたまごトッピングのような見た目でしたが、お湯を注いだことで少し縮んだのか、よりたこ焼きに近づいた印象です。


 食べてみると、おおっ、これは結構たこ焼きだ。ふわふわともちもちのちょうど中間くらいの食感で、たまごトッピングとはまったくの別物。あおさのよい香りと、少しの出汁っぽさを感じます。なお、たこは入っていません。

■ 風味豊かで、意外とあっさりした味!アレンジの幅も広そう

 麺の方は、最初に匂いを嗅いだ通りのたこ焼き味。天かすや鰹節を思わせる香ばしい風味が癖になります。

かなり美味しいです。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
香ばしい風味が癖になる


 たこ焼きソースがベースにあるとのことで、味は通常のカップ焼そばよりもややあっさりとした印象。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ焼き風具材とあわせて食べると、たこ焼き感が増す


 ガツンと濃いめの味で舌に響くというよりも、香り豊かにふわりと舌を包み込むような、そんな雰囲気の味です。たこ焼き風具材とあわせて食べると、口の中のたこ焼き感がより増します。


エースコック「たこ焼き味焼そば」実食!具材の実力やいかに?
たこ風の具材も盛り込んで欲しい


 思っていた以上に「たこ焼き」を感じることができた本商品ですが、あくまでこれは「たこ焼き味」であり、たこの主張がそこまで強くなかったのが寂しいところ。たこ風の具材も盛り込んで欲しい、と思わずにはいられませんでした。


 また、たこ焼き風具材も面白い食べ心地のかやくなだけに、3つでは少しだけ物足りない。せめてその倍はほしい気もしました。あるいは少し小さくして数を増やすとか。


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 とはいえ全体的には食べやすく、美味しい焼そばです。別でたこ焼きを買ってきて追加するなど、アレンジの幅も広い予感がします。


 「惜しい!」と思う部分はあるけれど、それでもカップ焼そばの中ではかなりの個性派。

ソース文化を愛する方には、ぜひ一度味わってみてほしい一杯です。


(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025080508.html
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