東洋水産株式会社が東北・信越エリアで販売しているカップ焼きそば「焼そばバゴォーン」。その添付スープについて、意外(?)な事実がXで明かされ、話題となっています。
同社の公式アカウントの投稿によると「焼そばバゴォーンのわかめスープは、パッケージの調理方法どおり、もどし湯ではなく熱湯で作っていただくことを推奨しています」とのこと。えっ……知らんかった……。
投稿には「ずっともどし湯で作ってた……」との声が相次ぐなど、多くの人が勘違いしていたこの事実。その背景には、同社が販売するカップ焼きそば「やきそば弁当」の存在や、スープの種類の変化があるようです。
「やきそば弁当」は北海道エリアで販売されている商品で、添付の中華スープは麺に注いだ後のお湯、いわゆる「もどし湯」を使うことが推奨されています。


一方、1981年の発売当初は焼そばバゴォーンにも中華スープが添付されており、その時代はもどし湯の利用が推奨されていました。その後のリニューアルでわかめスープに変更され、熱湯が推奨されるようになっています。

こうした変化や「やきそば弁当」のスープの扱いとの混同が、誤解を招く一因となった可能性が考えられます。
では、もどし湯と熱湯でどう違うのでしょうか?リプライに寄せられた質問への公式からの回答によると、わかめスープの場合は「もどし湯を使うと油分が多くなりすぎる」うえ、「熱湯でないとわかめが完全に戻らない」ため熱湯を推奨しているとのこと。一方、中華スープはもどし湯を使うことで焼きそばの旨みが加わり、より美味しく仕上がるのだそうです。
いっそのこと、わかめスープか中華スープに統一してしまったほうが良いのでは……とも思いますが、これについては「味へのこだわり」だといいます。「やきそば弁当」と「焼そばバゴォーン」は同じカップ焼きそばという括りながら、麺やソース、かやくも異なるため、異なるスープがベストであると判断したのでしょう。インスタント麺の老舗らしい、納得の答えです。
繰り返しになりますが、「やきそば弁当」の中華スープはもどし湯推奨、「焼そばバゴォーン」のわかめスープは熱湯推奨です。どちらも美味しくいただくための公式推奨法。混同していた方は、次回からぜひ作り方を見直してみてください。
焼そばバゴォーンのわかめスープは、パッケージの調理方法どおり、もどし湯ではなく熱湯で作っていただくことを推奨しています。
とても美味しいです( `・ω・´)ゝ pic.twitter.com/TYdnY6Kxju
— 【公式】東洋水産株式会社(マルちゃん) (@toyosuisan_jp) August 13, 2025
<参考・引用>
【公式】東洋水産株式会社(マルちゃん)(@toyosuisan_jp)
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025081402.html