8月初旬より全国のカプセルトイ売場に登場している「ミニチュアリングライト」。その名の通り、手のひらサイズのリングライトで、価格は1回400円です。
発売前からSNSで「小物撮影や推しグッズの鑑賞に役立ちそう」と評判になっていた本アイテム。実際にその実力がどの程度なのか気になったので、今回実際に試してみることにしました。
ラインナップは「BLACK」と「WHITE」の全2種類で、仕様やスペックに差はなく、違いはカラーのみであるようです。特に強いこだわりがない限りは、どちらを引いても問題ないでしょう。ちなみに筆者は「WHITE」をゲットしました。

カプセルには全部で6つのパーツが収められており、自分で組み立てる必要があります。とはいえ、難しい工程もなくすぐに完成。三脚が付属しているため机上に自立させられるほか、脚を閉じて手持ちで照らすことも可能です。



本体への給電は5V/2A対応のType-C規格で行い、充電や電池には対応していません。使用のたびにケーブルを接続する必要がありますが、カプセルにケーブルは同梱されていないので、別途用意しましょう。

本体の直径はおよそ14cm、リング部分は約6cmと非常にコンパクト。重量は約30gと軽量なので、持ち運びに困ることはないでしょう。

光色は白く自然な発色の「昼光色」。長時間の使用でも熱を持ちにくく、実際に撮影で連続点灯させても本体はほとんど熱を帯びませんでした。ただし、付属リーフレットには「30分以上の連続使用はお控えください」との注意書きがあるので、使用時は気を付けましょう。


実際に部屋の照明を消して机上のミニチュアや小物を撮影してみたところ、撮影に必要な光量は十分に確保されていました。光の色が昼光色なので、被写体の色味を自然に再現できるのも好印象。SNS投稿用の小物撮影や推しグッズの鑑賞用ライトとしては、十分な性能を発揮してくれるでしょう。


とはいえ広い範囲全体を明るく照らすにはやや力不足で、本格的な配信や人物撮影には不向き。あくまでフィギュアやアクセサリーなど、サイズの小さい被写体の撮影用と割り切るのが良さそうです。
本格的なリングライトと比べると性能はどうしても劣りますが、400円という価格を考えると満足度は高め。特に「ちょっとした撮影に使える照明が欲しい」という人にとっては、コスパの良い選択肢と言えそうです。

(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025081403.html