ゲーム開発で使われたモニター、3500台を寄付 スクエニなど...の画像はこちら >>


 ゲーム業界を代表するスクウェア・エニックス、セガサミーホールディングス、バンダイナムコホールディングスの3社は、使用済みPCモニターの寄付活動において累計3500台を達成したと2025年8月18日に発表した。


 寄付先は電子機器リユース・リサイクル事業を展開するピープルポート株式会社で、2021年9月から49回にわたり継続して取り組んできた。



 ゲームやエンターテインメントの開発現場では、精細な映像制作を支えるために高性能モニター使用することが一般的だ。1人あたり2台以上のモニターを使用するケースもある。


 機材更新のタイミングで不要となったモニターを活用する方法を模索していたセガサミーのIT部門が、同様の課題を抱えていたスクウェア・エニックスとバンダイナムコHDに呼びかけ、3社共同の寄付プロジェクトが2021年に立ち上がった。企業の枠を超えてIT部門が協力することで、より多くの台数を安定的に寄付できる体制が整えられたという。


ゲーム開発で使われたモニター、3500台を寄付 スクエニなど大手3社が社会貢献
スクウェア・エニックス、セガサミー、バンダイナムコHDの3社


 寄付を受けたピープルポートは、不要な電子機器の回収・再利用を通じて、日本に暮らす難民の雇用支援や子どもの教育支援を行っている。


 廃棄されたパソコンを再生し、使えない部品までリサイクルした「エシカルパソコン ZERO PC」の販売なども手がけ、社会課題の解決と環境負荷の低減を両立させている。3社の寄付活動はこうした取り組みを後押しするものだ。


 スクウェア・エニックス、セガサミー、バンダイナムコHDの3社は今後も事業活動で生じるモニターの再利用を進め、資源の有効活用を通じて環境負荷の低減やエコ社会の実現に貢献していくとしている。

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025081806.html
編集部おすすめ