メルカリ、胎児エコー写真の出品を禁止へ 9月1日より削除対象...の画像はこちら >>


 株式会社メルカリが8月25日、公式サイトを更新。フリマアプリ「メルカリ」および「メルカリShops」にて、胎児のエコー写真(超音波写真)の出品を禁止することを発表しました。

9月1日以降は事務局確認のもと削除対象となるとしています。



 メルカリでは、定期的に禁止出品物の見直しが行われており、今回の措置では胎児のエコー写真およびそれに類するものが「不適切な商品」に該当すると判断されました。すでに出品している場合は削除が求められ、以降は順次事務局側で削除対応が行われる予定です。


 その理由については、公式発表では具体的な背景等の説明はありません。しかし、胎児エコー写真については以前から悪用が懸念されていました。


 たとえば、交際相手やパパ活相手に見せ「妊娠した」と信じ込ませ、慰謝料や金銭をだまし取るといったトラブルに利用される……なんてことも。こうした不正利用の是正に乗り出した可能性が背景にあると見られます。


メルカリ、胎児エコー写真の出品を禁止へ 9月1日より削除対象に
実際に販売されているエコー写真


 メルカリは「安心・安全な取引環境を提供するため」とし、ユーザーに理解と協力を呼びかけています。公式ガイドラインでも「不適切と判断されるもの」は削除対象とされており、今回の禁止もその一環と位置付けられます。


 フリマアプリではさまざまな品物が出品される一方で、監視の目をかいくぐるようなセンシティブな情報を含む商品も少なくありません。今回のエコー写真出品禁止は、更なるプラットフォームの健全化に向けた一手といえそうです。


<参考・引用>
メルカリびより「胎児エコー写真の出品禁止について」


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025082507.html
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