松屋は8月26日から、外交メニューのベトナム編として「コムタム風ポークライス」を販売しています。
魚醤の一種である「ヌクマムソース」を用いたこちらの料理、ネットの評判によると「好みが分かれる味」だとか。
■ ソースは大使館のお墨付き!ベトナム伝統料理をアレンジした「コムタム風ポークライス」
コムタム風ポークライスは、ジューシーに焼き上げた豚肉にヌクマムソースを合わせたベトナムの伝統料理を松屋流にアレンジした商品。
本品のソースはベトナム大使館の協力を得て開発されたとのこと。かなりの力の入れようがうかがえます。

さっそく松屋に足を運んで、コムタム風ポークライスを注文してみました。価格は税込880円で、ライスの大盛り・特盛は無料です。今回は普通盛りでいただくことにします。



皿にのっているのは豚肉と生野菜サラダ、パプリカときゅうりのピクルス、半熟の目玉焼き。大使館お墨付きのヌクマムソースは別添えされています。



ネットの評判では、このヌクマムソースの存在が好みの分かれ道になるようです。顔を近づけてみると、確かに少し独特な匂いがします。

■ ヌクマムソースは独特な風味があるが……飽きずに食べられる美味しいメニュー
まず豚肉から食べてみます。スパイシーな味付けで、肉感もほどよく柔らかくてジューシー。

肝心のヌクマムソースは、ライスにかけるのが正解とのこと。全体に回しかけて、肉やライス、野菜と一緒にいただきます。


青唐辛子と玉ねぎがよく効いたソースは、思いのほかさっぱりとした味わいで、豚肉の脂っぽさをうまく中和してくれるちょうどよい存在。
ほんのり甘辛く、玉ねぎのシャキシャキとした食感も癖になります。それでいて魚醤の旨味やコクといった部分もしっかり感じられ、肉、ライス、野菜を丁寧にまとめてくれています。

ソースは素材が素材なだけに若干の辛さはありますが、舌が少しピリッと痺れる程度で、後には引きません。また半熟目玉焼きや野菜と一緒に食べればまったく気にならない辛さです。
ほどよく酸味の効いたピクルスも味と食感がともによいアクセント。

確かにヌクマムソースには独特な風味があり、人を選びそうな気はします。ただ個人的にはそこまで気になりませんでした。
全体的に濃い味とさっぱりした味がちょうどよく混ざり合っているので、飽きずに食べることができる美味しいメニューではないでしょうか。
とはいえ、好みは人それぞれ。気になった方は、ぜひ一度自分の舌でお試しを。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025082801.html