マクドナルドの秋の風物詩といえば「月見バーガー」。そしてその「てりやき」版が「てりたまバーガー」です。
とはいえ、「夏でもてりたまを食べたい!」という気持ちになる人も多いはず。そんな願望を叶えるため、今回は季節を待たずに夏でも楽しめる「改造てりたま」の作り方を紹介。これで“夏のてりたまデビュー”が実現します。
■ 春限定の名物バーガー「てりたま」って?
「てりたまバーガー」は1996年から販売されている春の限定商品。しょうが・リンゴ・にんにくを効かせた特製てりやきソースを絡めたポークパティに、ぷるぷるのたまごとシャキシャキのレタスをのせ、ゴマ付きバンズで挟んだハンバーガーです。
普段は春しか食べられませんが、夏でも味わえる方法があります。それが「改造」。
ということで、材料を仕入れ(?)にマクドナルドへ向かいました。

■ 夏に“てりたま”を手に入れる裏ワザ
まず朝マックの時間帯に「ソーセージエッグマフィン」(330円~)を購入します。

しかし、これをどうやって「てりたま」にするのか?答えは10:30まで待ちます。
10:30になったら、朝マックが終了。レギュラーメニューに切り替わったら「てりやきマックバーガー」(400円~)を購入します。

「ソーセージエッグマフィン」は10:05にオーダー。

張り切りすぎて、早い時間に朝マックを購入してしまうと、レギュラーメニューまで待つ時間が長くなってしまうのでその点は注意してください。
これで材料は揃いました。あとは2つのバーガーを組み合わせて「改造てりたま」を完成させます。
■ 「改造てりたま」見事完成
ちなみに、「たまごは『エッグマックマフィン』や『エグチ』、『月見バーガー』のもので代用できないの?」という疑問もあるかもしれません。ですが、これらは構成上チーズやソースが付着しており、本来の「てりたま」の味わいを忠実に再現するのは難しいのです。

少しでも本来の「てりたま」に近づけるためには、より元の素材に近い状態のものを選ぶ必要があります。そう考えると、「ソーセージエッグマフィン」はソースがかかっておらず、チーズも付着しにくい構造なので、かなり近い味わいを再現できます。
ということで、それでは、いよいよ合体です。この時あらかじめ用意しておいたナイフとフォークを使って「ソーセージエッグマフィン」から「たまご」を取り出していきます。

次に取り出した「たまご」を「てりやきマックバーガー」に挟めば「改造てりたま」の完成!

てりたまと、レギュラーのてりやきでは、ソースの味こそ若干違うものの、たったこれだけで、見た目の完成度はバッチリ。

味も、「てりたまソース至上主義者」以外であれば、そこまで違和感なく「てりたま気分」が楽しめるはずです。
ちなみに、残ったマフィンとソーセージの部分は、たまごがなくてもシンプルに十分たのしめます。勿論これらも、あとで残さずいただきます。
■ デメリットは「高額になること」
実は筆者はかつてマクドナルドで働いていた経験があり、1996年に「てりたまバーガー」が初登場した際、店内で試食をした記憶があります。
当時は「てりやきに、たまごをのせただけじゃないか……」という、正直インパクトの薄いハンバーガーだと感じていました。しかし、その後30年近くも愛され続ける商品になるとは、当時の自分には想像もできませんでした。
さて、今回の「改造てりたま」にも唯一のデメリットがあります。
それはコストです。
「ソーセージエッグマフィン」(330円~)と「てりやきマックバーガー」(400円~)を合わせると、合計でおよそ730円。2025年版の「てりたまバーガー」は440円程度なので、かなり割高になってしまいます。
正直なところそこまでして食べるのか?という疑問も湧いてはきますが、熱狂的な「てりたまバーガーガチ勢」の人にとっては、売られていない時期に多少なりとも「てりたま欲」を満たすことはできるはずです。
多少お金がかかっても「てりたま食べたい」という気持ちが勝つなら、その一口はきっとプライスレス。
(たまちゃん)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By たまちゃん | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025090305.html