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 株式会社ポプラ社は9月3日、1974年の刊行以来、世代を超えて愛され続けている絵本「ねずみくんのチョッキ」シリーズを、誕生から50周年を迎えた記念すべき節目に初めてTVアニメ化することを発表しました。


■ 累計発行部数500万部突破のロングセラー絵本

 「ねずみくんのチョッキ」は、赤いチョッキを着た小さなねずみくんと、その仲間たちが織りなすユーモラスで心温まる物語。


 刊行開始以来、シリーズ累計で43作が刊行され、累計発行部数は500万部を突破。親子3世代にわたり、長きにわたって読み継がれてきました。9月3日には最新刊となる「えかきになりたい ねずみくん」も刊行されます。


絵本「ねずみくんのチョッキ」シリーズ、初のTVアニメ化が決定 誕生50周年の節目に
最新刊「えかきになりたい ねずみくん」


 今回のアニメ化にあたり、ねずみくんとねみちゃん、そして仲間たちがどのように動き出すのでしょうか。放送開始時期や詳細は今後発表される予定とのことで、続報が待たれます。

■ 50周年特設サイトでは作者メッセージも公開

 50周年特設サイトでは、作者の「なかえよしを」さんからのメッセージも公開されています。


 なかえさんは「ねずみくんは恥ずかしがりやで気が小さいので、なるべく目立たないところの方が心地よいようです」と語り、絵本におけるシンプルさや余白の多さには、そんなねずみくんの性格が反映されていると説明しています。


 「それでも、その小さな絵本の中を、ねずみくんは毎日幸せにかけ回っています」との言葉からは、作品世界の根底にある温かさが感じられます。アニメもこうした絵本の世界観が反映された内容になることでしょう。


 アニメ化によって「ねずみくんワールド」がさらに広がり、これからの世代にもますます愛される存在となりそうです。


<参考・引用>
ポプラ社【公式】(@poplarsha)
株式会社ポプラ社 プレスリリース(9月3日発表)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025090306.html
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