国立市で「日本一周」!?ランニングルートで描かれた壮大なGP...の画像はこちら >>


 東京都国立市を舞台に、“走って日本一周”をやってのけたランナーがいます。といっても実際に全国を駆け抜けたわけではありません。


 スマートウォッチのGPS機能を駆使し、地図上に日本列島を描き出す「GPSアート」に挑戦。その完成度の高さからXで大きな注目を集めています。



 投稿者はグルメライドやトライアスロンを趣味とする「四方」さん。以前からGPSアートに興味があり、干支を描くイベントにも参加していたそうです。「昔、同じように日本一周を描いている方を見かけて、自分もやってみたいなと思ったのがきっかけでした」と話します。


 作品のタイトルはズバリ「日本一周」。ルートは函館から時計回りに青森、本州をぐるりと回り、四国や九州も描いて函館に戻るというもの。走行距離は20.22km、移動時間は2時間5分。平均ペースは1キロあたり6分11秒と、まさに「描きながら走る」試みとなりました。


 ナビゲーションにはGARMINの「Forerunner」を使用。地図を事前に設定して走行中はルートを確認しながら進んだといいます。ただし、島や独特な形を描こうとすると「思った場所に道がなく苦労した」とのことで、最終的には前日に細かく修正を行い、本番に臨んだそうです。


 そんな苦労を感じさせず、Xには「連休ってことで日本一周してみた」という軽やかなコメントとともに投稿。これに多くのユーザーが反応し、14万件「天才だ」「佐渡ヶ島もちゃんとあるのポイント高い」と驚きの声が相次ぎました。


 予想外の反響に、四方さんは「元々フォロワーさんにちょっと面白いことしたよ、と共有するつもりだったので驚いています」とコメント。当の本人はあくまで自然体ですが、その挑戦は多くの人にインスピレーションを与えたようです。


 国立市の街を舞台にした“日本一周”。約20kmのランに込められた遊び心と実行力が、SNSを通じて日本中に広がりました。もしかすると次は「世界一周」も……?


<記事化協力>
四方さん(@yomo_tri)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025092702.html
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