キーボードに差し込まれたトランプのジョーカーと、その裏に書かれた「げぇむすたあと」の文字。
Xユーザーの「たーけ」さんが、たまたま入ったネットカフェで見つけた“イタズラ”が、Xで話題を集めています。
■ トランプはNetflixシリーズ「今際の国のアリス」のプロモーションの一環
たーけさんがこのほど「ネカフェ入ってこれ怖いんだけど、何?」というコメントとともに投稿したのは、ネットカフェのキーボードを写した画像。

画像ではキーの隙間に、ピエロが描かれたジョーカーのトランプが差し込まれています。さらに裏を返すとそこには「げぇむすたあと」の文字が。
見る人が見れば真っ先に分かるこの謎の“イタズラ”は、つい先日シーズン3の配信が始まったことで話題のNetflixシリーズ「今際の国のアリス」のプロモーションの一環。1枚目の写真を拡大してみると、上の方に、Netflixの広告が見切れています。
麻生羽呂氏の同名マンガを原作にした「今際の国のアリス」は、山崎賢人さん(崎の字は正しくはたつさき)演じる主人公・有栖良平が、変わり果てた東京で、トランプをモチーフにした命がけの「げぇむ」に挑むというストーリーです。
ネカフェの個室にこっそりトランプのジョーカーが仕掛けられているという、ドラマでもありそうなシチュエーションは、18万件超のいいねを獲得。リプライ欄には「デスゲーム始まりそう」「ガクガクブルブル」といった声が相次いでいました。
ジョーカーのトランプを使ったこのプロモーションは、渋谷のネットカフェやカラオケ店などで、特に告知なく行われたもののようで、たーけさんの投稿の引用欄には、同じくジョーカーのトランプに遭遇した人たちの画像が何件も寄せられています。
■ たーけさんは元ネタを知らず“恐怖体験”するも……プロモーションは見事成功?
ところがたーけさん自身は、カードを発見した時点では「今際の国のアリス」を知りませんでした。
そのため個室に入るなり置かれていたカードを見て、真っ先に感じたのは恐怖。「初めて行ったネットカフェでシステムもよくわからないし、元ネタも知らなかったので、怖かったです」と当時のことを振り返ります。

作品を知っていればクスっとくる状況ですが、確かに何も知らない状態だと、これはただただ怖いだけかもしれません。ジョーカーの絵柄も不気味ですし、子どもが書いたような歪な「げぇむすたあと」も不安感を煽ります。
しかしXでバズったことでたーけさんは元ネタを知り、早速Netflixで本編の視聴を開始。「楽しい」「まだちょっとしか見てないけど、めちゃくちゃ怖い けどオモロイ」などと感想を明かしており、見事作品にハマったようです。
プロモーションがここまで鮮やかに成果を出す瞬間を目撃するのは、なかなか珍しいことかもしれませんね。
ネカフェ入ってこれ怖いんだけど、何? pic.twitter.com/bfGoUrr5eH
— たーけロマンチストでりぽけ&デビエン&しゅりぷりの妖精 (@taakeromantist) October 2, 2025
<記事化協力>
「たーけロマンチスト でりぽけ&デビエン&しゅりぷりの妖精」さん(@taakeromantist)
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025100701.html