バンダイのカプセルトイシリーズ「豆ガシャ本」に、人気漫画「ジョジョの奇妙な冒険」が登場しました。価格は1回500円。
手のひらサイズの豆本に、ジョジョの壮大な歴史が凝縮されているだとッ……!発売前からSNSでウワサになっていた本アイテムを今回入手してきましたので、早速レビューしたいと思います。
■ 見た目はまさにコミックス……でもサイズは極小
カプセルを開封してまず驚くのは、圧倒的な外装の再現度です。
この手のカプセルトイは、ミニサイズになると印刷が粗くなりがちなのですが、表紙の色味や線の密度まで鮮明に再現されており、カメラ越しでは本物と見まごう完成度。
さらに付属のリーフレットを展開すると、コミックスカバーが同梱。作者コメントや著者近影まで載っており、ファンには嬉しい細かさです。「豆本」というより「公式のコミックスをそのまま縮小した精密模型」と言って差し支えないクオリティ。
大きさは約5cm×3.3cmという極小サイズながら、背表紙や帯風デザイン、裏表紙のバーコードに至るまで細部の再現が徹底されています。
ちなみに価格のところはコミックスの値段……ではなく、カプセルトイに準じ、「1回500円」に修正されているという、芸の細かさも素晴らしいです。
■ 本編ページも読めるぞ!ジョジョ! 名シーンがしっかり収録
肝心の中身のほうも……もちろん期待通り。ページをめくると、モノクロで印刷された本編漫画が現れます。
文字は極小ですが、じっくり目を凝らせば読めるレベル。もちろん、ジョジョ名物の迫力ある表情や名セリフの数々も確認可能です。
収録話数はコミックスとは異なる構成ですが、各部の導入ストーリーがしっかり収まっているため「ジョジョ入門豆本」としても成立しそうな内容。
なお、第1巻に存在した「伝説の誤植」はきちんと修正されていました。
■ 筆者が引き当てたのは第1部・第2部・第4部
ちなみに今回筆者が回したのは計3回。結果は「第1部 ファントムブラッド(1)」「第2部 戦闘潮流(5)」「第4部 ダイヤモンドは砕けない(29)」でした。ジョナサン、ジョセフ、仗助……主人公3人が仲良く我が家に集合です。
これだけの小ささを誇りながらも、中にはジョジョワールドがぎゅっと詰まっているのが堪らないポイント。飾って良し、開いて楽しんで良しの超絶クオリティです。
価格は1回500円とガシャ本シリーズとしては標準的ですが、この完成度を考えれば十分納得。むしろ「黄金の精神」で全6種コンプを目指したくなる……そんな「スゴ味」があります。
ジョジョファンはもちろん、ミニチュア好き、昭和~平成ジャンプ文化を愛する人にも刺さる逸品。ここまで読んだあなたの次のセリフは「回さずにはいられないッ!」……と言うでしょう。
<参考・引用>
ガシャポン公式サイト「豆ガシャ本 『ジョジョの奇妙な冒険』」
(山口弘剛)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025110502.html
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