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 甲羅を下にしてひっくり返ってしまうことは、カメにとってはちょっとしたハプニング。なのでみんなすぐに起きあがろうとします。


 ですが、とあるXユーザーの家で暮らすカメちゃんの場合は違うようです。



 このほど飼い主の「もも」さんがXに投稿したのは、ケースの中でひっくり返ったトウブハコガメの「ナナ」ちゃんを写した動画。


 動画の中でナナちゃんは甲羅を下にした仰向け姿勢のまま、首だけを動かしています。身体を動かす素振りはなく、カメラの様子をうかがうように、首だけをぐーっ、と。


ひっくり返ったカメ「そのうち助けてくれるやろ」の余裕 全身に漂う他人まかせ感
ひっくり返ったナナちゃん


 ももさんが投稿に添えている「そのうち助けてくれるやろ、の顔」というコメントがしっくりくる、清々しいまでの他人まかせ感が、全身から漂っています。


 ももさんによれば、これは脱走を目論んだ後の光景とのこと。失敗した上に、ひっくり返るというとてもトホホな状況です。文字通り手も足も出ないといったところでしょうか。


 甲羅はカメにとって着脱可能な装備品ではなく、大切な身体の一部。どうにかして元の体勢に戻らなければ、健康に生きてはいけません。


 そのため自然界に暮らすカメたちは必死にリカバリーを試みるのが基本ですが「ナナちゃんは自力で戻れないですね。戻ろうとしないというか……(笑)」とももさん。


 赤ちゃんガメのころからナナちゃんはそんな感じのようで、ひっくり返ると、助けて欲しそうにももさんを見つめるのが常なのだとか。


 それだけももさんに信頼を置いているということなのかもしれませんが、やはり甘やかしてばかりはいられません。


 ももさんはひっくり返ったナナちゃんを「しばらく自力で戻れるか見守っていた」と話しています。


ひっくり返ったカメ「そのうち助けてくれるやろ」の余裕 全身に漂う他人まかせ感
首だけで見てくる


 しかしやはりナナちゃんは、いつものごとく自力で起き上がれず。ダメそうだと判断したももさんが助けてあげると、ケロッとした顔をしていたとのことです。


 しかしナナちゃんのこの首の動きと表情を見ていたら、誰だって助けてあげたくなります。


 ナナちゃんの可愛さの前には、人間の方が手も足も出ない状態になってしまうようです。


<記事化協力>
もも さん(@kongarikametan)


(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025121607.html
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