「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中...の画像はこちら >>


 アクセサリーや雑貨の販売で知られる「サン宝石」は12月16日、同社が展開するカプセルトイ「中二病が疼くリング」について、公式サイトおよびSNSで謝罪文を掲載しました。


 この商品を巡っては、SNS上で「台紙に掲載されている黒いリングが入っていないのではないか?」という疑問の声が上がり、物議を醸していました。



 「中二病が疼くリング」は、ドラゴンの爪や魔眼をモチーフにしたデザインの指輪が並ぶカプセルトイ。同社が手掛けるこの商品に対し、「台紙(ディスプレイ)にあるような黒いリングが出ない」「全種コンプリートできない」といった指摘がSNSで相次いでいました。


 この疑惑について、同社は「当該商品はガチャのカプセル内に実在しております」と回答し、欠品や混入ミスについては否定。では、なぜ「入っていない」と思われてしまったのでしょうか。原因は、台紙デザインにおける「誇大表現」と「加工」にあったようです。


「漆黒の指輪」は実在したものの……サン宝石、カプセルトイ「中二病が疼くリング」の“誇大表現”を謝罪
中二病が疼くリング

■ 「漆黒」と謳ったが、実物は「シルバーに近い」

 発表によると、当該商品には「アンティークメッキ」という加工が施されており、メッキのかかり方によっては「黒」というよりも「シルバー」に近い色味に見えるものが生じるとのこと。


 台紙の中央に掲載された「全8種」の商品画像は実物に近い色味(シルバー寄り)でしたが、その周囲に配置されたイメージ画像では、「完全な黒」に見えるように強調した表現を用いていました。さらに「漆黒」という言葉を使用したことで、購入者が「真っ黒なリング(アタリ)が存在するはずだ」と誤認してしまったのが真相のようです。

■ 「実物と画像の印象が著しく異なる」指摘を認め陳謝

 サン宝石は、「実物と画像の印象が著しく異なることにより、『当たりが入っていない』と感じさせてしまいました」と説明。商品ディスプレイのデザインや表現が誤解を招いたとして、「弊社の配慮不足が招いた事態として、真摯に受け止め深く謝罪申し上げます」と陳謝しました。


 今後は、実物の色味や質感を正確に伝えられるよう、ディスプレイや画像表現を徹底するとしています。


<参考・引用>
サン宝石(公式)(@sunhoseki)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2025121701.html
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