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 単行本200巻越え、連載開始から50年以上が経過してもなお、絶大な人気を誇るさいとう・たかを氏のマンガ作品「ゴルゴ13」。その膨大な巻数ゆえ、全巻揃えるのは至難の業ですが、X上にて「ゴルゴだけで500冊以上」を所有するという猛者が現れました。


 投稿者は、漫画収集家のたんぴんさん。「どうすんのコレ」「収拾のつかなくなったゴルゴ13……」という悲鳴にも似た言葉と共に投稿された画像には、壁一面を埋め尽くすコミックの姿がありました。



 「日本で一番 冊数を持っているのではなかろうか」


 そう自負するたんぴんさんのコレクション内訳は、「別冊ゴルゴ」196冊、「マイファーストゴルゴ」203冊、「SPゴルゴ」10冊、「A5ゴルゴ」3冊、「超えてきた屍ゴルゴ」121冊という内訳の合計533冊。


 通常の単行本(SPコミックス)だけでなく、コンビニエンスストアで販売されている廉価版シリーズ(マイファーストなど)などが網羅されており、その総重量と歴史の重みを感じさせるラインナップです。

■ 「息をするようにマンガに触れていた」 収集を続けるうちに気付けば500冊超え

 なぜ、これほどまでに集まってしまったのか。たんぴんさんに話を聞くと、「幼少時より息をするようにマンガに触れていました」と、生粋の漫画好きであることを明かしてくれました。


 数ある漫画の中でも、特に「ゴルゴ13」と「カムイ伝」(白土三平)は「漫画の背骨」と語るほど、自身にとって重要な作品なのだそう。


全巻でも足りない? 「ゴルゴ13」500冊超を所有するコレクター現る
幼少時から漫画を集め続けていたというたんぴんさん


 収集場所のメインとなったのは、コンビニエンスストア。「コンビニコミックはゴルゴから始まった。最初は目に留まりやすかった」と語る通り、日々の生活動線の中で、表紙のデューク・東郷と目が合い続け、気づけばこの冊数に達していたようです。


全巻でも足りない? 「ゴルゴ13」500冊超を所有するコレクター現る
「別冊ゴルゴ」だけで196冊

■ 思い出のエピソードは「アットピンホール」

 533冊の中で特に印象に残っているエピソードを聞くと、「アットピンホール」という回答が。その理由は少しユニークで、「高校生の時、同級生があらすじを語ってくれて、それが大変面白かった」からとのこと。


 「アットピンホール」といえば、ハイジャック犯に対し、文字通り「小さな穴」を通すような狙撃を依頼される……という内容。標的に対し1kmほどの距離、しかも屋外から、たった1発の弾丸で仕留めて見せるという、作中の数ある狙撃の中でも、まさに神業クラスの狙撃が見られるエピソードとして知られています。


 しかしながら、「後で漫画を読んだのだが、そうでもなかった」と笑いつつ、「語った人が上手だったのか、私の聞き方が上手だったのか、そもそも本編がよくできてるのか」と当時を振り返ります。漫画そのものだけでなく、友人と語り合った記憶も含めての「思い出の一冊」のようです。

■ 目標は「別冊ゴルゴ」コンプリート

 連載が続く限り、これからも増え続けるゴルゴたち。今後の展望について尋ねると、「別冊ゴルゴを揃えたい」との意気込みが。しかし、「残りは50年以上前に刊行された雑誌なのでナンバリングもなく大変そう」と、その道のりは険しいようです。


 超A級スナイパーの物語を追いかける収集家のミッションもまた、困難を極めるもののようです。


<記事化協力>
たんぴんさん(@tanpin1958)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026011202.html
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