「みんなの75点より、誰かの120点」を合言葉にドン・キホーテが展開している「偏愛メシ」シリーズより、1月12日に新作「おでんパスタ」(税込430円)が登場しました。
タイトル通り「おでん」と「パスタ」を組み合わせた商品です。
■ おでんに〆の発想ってある……?筆者の“過去イチで意味がわからない”を更新した新商品
出汁の風味と温かさ、味の染みた具材をはふはふと頬張る……おでんは寒い季節には欠かせません。
そんなおでんに、何を考えたのかパスタをぶち込んだのが今回紹介する「おでんパスタ」。正式名称を「まさかのおでん×麺!?ラーメン、マカロニ、うどん・・・苦心の果てたどり着いた世紀の発見??本当は教えたくない俺の秘伝おでんパスタ」といいます。
地域や家庭にもよると思いますが、おでんはおでんだけで完結しているイメージがある筆者。鍋のように「〆の◯◯」という発想がありません。
ですのでまず「おでんに〆の発想がある」時点で驚きなのですが、さらにそこを飛び越えて「〆のパスタ」という鍋でもやったことのない離れ業を見せつけてくれています。
うどんやそばなら「出汁」という点で共通しているので飲み込めますが、パスタとなると「合うのか……?」という疑念が真っ先によぎりました。
以前同じ偏愛メシシリーズから「フライドポテトで米を食べる」というコンセプトの「愛しのフライドポテト弁当」を紹介しまして、それが個人的には“過去イチ意味がわからない”商品でした。
が、それを上回るのが今回の「おでんパスタ」。もしもドン・キホーテが開発してくれなければ、筆者はこの組み合わせに出会うことなく一生を終えていたでしょう。
運命的な出会いに感謝(?)しつつ、食べていきます。
■ フォークで食べるの?箸で食べるの?食べ方からして謎だらけ
おでんパスタはおでんと麺が一体になった形でパック詰めされていますが、出汁は冷蔵状態ではジュレ状。温めることでスープ状になるタイプの商品です。加熱時間は500Wのレンジで3分半。
加熱後、開封すると、先ほどまではジュレ状だった出汁がしっかり溶けていて、雰囲気としてはスープパスタ。ただ、立ち上ってくる昆布の香りが「これはパスタ?おでん?」と脳に混乱をもたらします。
具材は大根、ゆで卵、こんにゃく、結び昆布、ちくわの5種。おでん種のスターターセットのようなラインナップです。
さっそく食べようと手を合わせ、ふと疑問に思ったのが「これはどの食器で食べればいいんだ?」ということ。
おでんなら箸だし、パスタならフォークだし……悩んだ末に筆者は、おでんパスタのビジュアルが、おでんよりもパスタの要素が強いと判断し、フォークで食べることにしました。
まずは麺を巻いてひと口。どんな味がするかと思いきや、意外にも味が喧嘩をしていない。おでんとパスタ、正反対の商品だと思いましたが、相性は悪くないです。というよりも、むしろいいくらい。
ただし、面の食感自体は柔らかめで、少し弾力に欠けています。出汁はコンビニおでんなどに比べると、やや甘めでしょうか。
それにしてもこの相性……よく考えれば和風パスタというジャンルもありますから、出汁×パスタというのは、全然アリなのかもしれません。
■ おでん種は普通、かと思いきや「ゆで卵」じゃなくて「味玉」?
パスタと出汁の相性が悪くないことが分かったので、今度はおでん種の方を食べていきます。
最初からなんとなく分かっていたのですが、おでん種単体で食べると、特に驚きのない至って普通のおでん種です。こんにゃくも大根も昆布も、ちくわも。
ただ1つ驚いたのが、ゆで卵が味玉だったこと。それもおでんの出汁が染み込んでるというよりは、別個で味付けしているような雰囲気。ラーメン屋の味玉の味がしました。
筆者はかねて「おでんのゆで卵って味玉じゃダメなのかな?」と思っており、今回期せずして「味玉入りおでん」に出会えた形になりました。うれしい。
そして実際に食べてみた感想は……。おでんのゆで卵は味玉じゃない方がいいということ。
味玉は味玉で美味しいし、おでんの出汁はおでんの出汁で美味しい。でも両者の味の方向性は、もちろん味玉をどう仕込むかにもよりますが、別。
なので一緒に食べると、ちょっと合わなく感じました。味玉の濃厚さがおでん出汁で薄められ、おでん出汁のあっさり感が味玉で濃くなっていて……。バランスを取るのは難しいですね。
■ おでん種とパスタの相性はバラつきがある……こんにゃくは意外と美味しい
一通りおでん種をおでんとして味わったら、次はパスタと合わせて食べてみます。
意外にも相性がよかったのが、こんにゃく。良くも悪くも味が強くないためか、パスタと一緒に食べても特に違和感がありませんでした。独特の弾力ある食感も、むしろアクセントになっていました。
ちくわもパスタの風味を邪魔することなく、うまくマッチ。美味しく食べられました。
少し違和感が残ったのは昆布と大根。
大根は味がよく染みてはいたものの若干苦みが残っており、それがパスタにあまり合っていませんでした。また、ほろほろと崩れていく食感も、パスタとは相性が悪いように感じました。
味玉は可もなく、不可もなくといったところ。同じく小麦であるラーメンの具材に選ばれているぐらいなので、パスタの具材になってもおかしくはありませんでした。ただし味の相性は先述の通りです。
結果まとめると、個別のおでん種をパスタに絡めて食べると、相性に差が出てしまっていました。が、おでんパスタは全体としてみると意外なマッチ感があって、美味しく食べられます。
第一印象こそ“意味がわからない”でしたが、食べてみると「ありだな」と思うようになりました。おでんを〆る際には、パスタも要検討です。
(ヨシクラミク)
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026011907.html
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