怪盗予告状のロマンをフォント化 「怪盗予告ゴシック」が面白い...の画像はこちら >>


 フィクションの怪盗が犯行前に警察などに出す予告状といえば、筆跡から本人を特定できないよう、新聞記事から任意の文字を切り抜くのが定番。


 文書作成ソフトが発達した現代ではそんな面倒なことをせずともキーボードをカタカタやれば簡単に作れますが、やっぱりあの歪な文字列はロマンです。そんなロマンを簡単に実現できるフォントが登場しました。



 ネット上で数々の独自フォントを公開しているlavsicさんがこのほど発表したのが、予告状のような文章が作れる「怪盗予告ゴシック」です。フリーフォントのため無料で利用でき、誰でもお手軽に自分のPCにインストールして楽しむことができます。


怪盗予告状のロマンをフォント化 「怪盗予告ゴシック」が面白い
lavsicさんの投稿


 源ノゴシックというフォントをベースとし、仮名文字・英字に源ノ明朝をミックスした独自の「怪盗予告ゴシック」。黒い四角の背景がつくことによって、新聞の見出しを切り抜いたかのようなデザインになっています。


怪盗予告状のロマンをフォント化 「怪盗予告ゴシック」が面白い
源ノゴシックというフォントをベースに、仮名文字・英字には源ノ明朝をミックス


 この黒い背景は文字ごとに形状が変わっているほか、傾きやサイズもバラバラ。この統一感のなさによって「タイピングするだけで、自然に『誰かが急いで切り貼りしたようなライブ感』が出る」とlavsicさんは話します。


 特定の物語や感情を想起させるデザインを探しながらフォント制作を行っているというlavsicさん。「散歩中や町中の広告などに『もしこの空気がフォントになったら?』と想像を膨らませるタイミングが、新しい制作の種になっています」と話しています。


 今回の「怪盗予告ゴシック」の発想に至ったのも、さまざまな文字のデザインを集めていた中で不意に思いついたことがきっかけでした。


怪盗予告状のロマンをフォント化 「怪盗予告ゴシック」が面白い...の画像はこちら >>


 「既存の整列されたフォントでは出せない『不穏なワクワク感』を形にしたいと思いました」(lavsicさん)


 文章にしたときに画面が真っ黒になる、文字同士がぶつかって読めなくなるなどの苦労を経つつも完成した「怪盗予告ゴシック」は、Xでも注目を集め「謎解きで使えそう」「こういうの欲しかった」といった声が出ています。


 lavsicさんは今回のフォントの使い道について「ゲーム制作、動画のサムネイルなどで、物語のキーとなるシーンに使っていただけると嬉しいです」と話しています。


 また創作活動以外のシーンとして「SNSでのちょっとしたサプライズ報告や、友人への遊び心あるメッセージなど、日常のコミュニケーションに『怪盗からの挑戦状』のようなスパイスを加えたい時にもぜひ活用していただきたいです」とも。


 近々お宝を頂戴しに参上する予定がある方は、チェックしておいた方がいいかもしれません。


<記事化協力>
lavsic さん(@_lavsic)


(ヨシクラミク)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By YoshikuraMiku | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026020401.html
編集部おすすめ