「パパが心配」遠隔カメラで見守られる外科医 哀愁漂う背中が話...の画像はこちら >>


 普段は手術室で命と向き合い、緊迫した現場で指揮を執る心臓外科医が、自宅でペットや赤ちゃんのように家族から見守られている姿がXで話題。投稿主は、心臓外科指導医の月岡祐介さんです。


 「外出した家族が『パパが家に一人で心配』というので猫とか赤ちゃん用のやつで見守らせてあげています」というつぶやきと共に投稿されたのは、部屋の隅でポツンと座り、黙々と作業をする月岡さんの背中。どこか哀愁漂う姿が、投稿を見た多くの方の笑いを誘っています。


■ 英検のため外出した家族と自宅に残されたパパ

 事の発端は、妻とお子さんたちが英検のためニューヨークへ出かけたこと。月岡さんは同行せず、ボストンの自宅に一人でお留守番をすることになりました。しかし、パパが一人で家に残ることを心配したお子さんたち。「パパ大丈夫かな?」という優しさから、カメラを通じた「遠隔見守り」が開始されたのです。


 カメラに映っている月岡さんは、背中を丸めて何かをしています。一体何をしていたのか尋ねると、「やることがなかったので洋服を畳みました」とのこと。普段はメスを握り心臓手術を行う医師が、誰もいない部屋で静かに洗濯物を畳んでいる……。そのギャップと、漂う哀愁がたまりません。


 この「見守り」は、なんと半日ほど続いたそうです。ニューヨークから自宅で洗濯物を畳む父の姿を確認する子どもたち。現代のテクノロジーが生んだ、新しい家族のコミュニケーションと言えるのかもしれません。

■ 帰宅後は「興味なし」も「見守られるのも悪くない」

 その後、家族は無事に帰宅。感動の再会、そして「パパ、ちゃんと洗濯物畳めて偉かったね」といった会話があったのかと思いきや、「何も話しませんでした。多分もう忘れていて興味を失ったのだとおもいます」と月岡さん。あれだけ心配していたのに、帰ってきたらもう過去の話。子どもたちの切り替えの早さ、さすがです。


 それでも月岡さんは、今回の出来事について「見守られるのも意外に悪くないなと思いました」と振り返ります。たとえ最後は興味を失われたとしても、遠い地から「パパ元気かな」とカメラを覗いてくれた家族の愛は、確かにそこにありました。


<記事化協力>
月岡祐介 心臓外科さん(@TsukiokaYusuke)


(山口弘剛)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 山口 弘剛‌ | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026021601.html
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