株式会社ポプラ社は2月17日、ロングセラー絵本「ねずみくんの絵本」シリーズ(作:なかえよしを/絵:上野紀子)のテレビアニメ化を発表しました。
タイトルはTVアニメ「ねずみくんのチョッキ」です。
■ 52年の歴史で初のテレビアニメ化
「ねずみくんの絵本」は1974年に誕生し、2024年に50周年を迎えた人気シリーズです。国内発行部数は500万部、海外では1600万部を突破しています。
本作の特徴は、大胆な余白を生かした構図と、鉛筆によるモノクロの柔らかなタッチ。そして思わずクスッとしてしまうユーモアあふれるストーリーで、親子3世代にわたり読み継がれてきました。
そんな世界中で愛される「ねずみくん」が、シリーズ52年の歴史の中で今回初めてテレビアニメ化されることになりました。
主人公はもちろん、赤いチョッキがトレードマークのねずみくん。小さな体ながら誰よりもやさしい心を持ち、ぞうさんやあひるくんなど仲間たちと過ごす日常が描かれます。
アニメでは原作の魅力を最大限に生かし、日常の中で相手を思いやる気持ちや、余白に込められた「想像する力」を映像で表現していくとのこと。
■ 津田健次郎さん&能登麻美子さんの2人で全キャラに挑戦
ねずみくん役の声を務めるのは津田健次郎さん。ねみちゃん役を務めるのは能登麻美子さんです。本作ではほかに登場するすべてのキャラクターを2人だけで演じ分けるという挑戦的なスタイルになっています。
津田さんは「2人だけで全てのキャラクターを演じると伺い、最初は驚きましたが、声優として非常にやりがいがあって、表現の幅や想像力が試される企画だと感じました」とコメント。「長く原作を愛してきた皆さんにも、初めて触れる方にも、きっと満足していただけるアニメーションになっているはずです」と語っています。
能登さんも「自分が関われるなんて夢のよう」と喜びを述べつつ、「二人だけで全てのキャラクターを担っていくという作りはやりがいもありますが高いハードルだと感じました」と振り返っています。
収録では動物の鳴き声を参考にするなど試行錯誤を重ねたといい、津田さんの第一声を聞いたときには「全て吹き飛んでしまうほどに優しい絵本の世界」と感激したそうです。
■ 原作者も「びっくり」 ページをめくるドキドキは?
原作者のなかえよしをさんも「ねずみくんが、このほどアニメになるということで、びっくり」と率直な心境を明かしました。
一方で、ページをめくるときの“ドキドキ”が映像で表現されると聞き、「一体どうなるのでしょう?ぼくは楽しみにしています」と期待を寄せています。
■ 「絵本をそのまま動かす」3DCGで挑戦
監督ははばらのぶよしさんです。「絵本をそのまま動かす」ことを大切にしたといい、3DCG表現を採用しながらも、上野紀子さんの絵をかわいらしく動かすことに挑戦。「まるで絵本を見ながら読んでもらっているような作品」に仕上げたとしています。
制作はCreadom8、企画・製作はポプラ社です。公式サイトと公式X(@nezumikun_anime)もオープンし、今後番組情報やキャンペーンなどが発信される予定です。
なおシリーズは2019年に上野紀子さんが逝去した後も、なかえさんが過去作品の絵をデジタルで取り込み再構成する形で新作を発表し続けています。2026年4月には新刊「ねずみくんの花ことば(仮)」の発売も予定されています。
Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By おたくま編集部 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2026021708.html
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